×

中川健太、福永亮次との3冠戦に緊張感も「最後は倒して勝ちたい」

[ 2020年12月13日 17:22 ]

<日本&東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王座統一戦>前日計量をクリアしたWBOアジアパシフィック王者・福永亮次(左)と日本王者・中川健太(右)(角海老宝石ジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシング日本&東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王座統一戦(13日、後楽園ホール)の前日計量が12日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、日本王者・中川健太(35=三迫)はリミット(52.1キロ)より100グラム軽い52.0キロで、WBOアジアパシフィック王者・福永亮次(34=角海老宝石)はリミットの52.1キロで、ともに1回目でクリアした。

 両者が自らの持つタイトルとアンドリュー・モロニー(オーストラリア)が返上した東洋太平洋王座を懸けて激突。勝てば、ヘビー級の藤本京太郎、スーパーウェルター級の井上岳志、ライト級の吉野修一郎に続き日本人4人目の3冠王者となる。

 中川にとって日本王座2度目の防衛戦が3冠戦。計量後のリモート取材で「リスクも大きい試合。勝つか負けるかでボクシング人生が変わる。負ければ最後だし、勝てば新しいスタートラインに立てる。非常に緊張感を持っています」と心境を明かした。
 福永については「速くて強い。パンチも気持ちも強い」と警戒。「気持ちの面で負けないように。前半からガツガツくると想定してるので、そこで飲み込まれないように。そのギリギリの中から抜け出せていきたら」と展開を描く。

 三迫ジムには中川を含め男女計9人の王者が在籍。中川は「プレッシャーはすごいけど、プレッシャーも刺激も自分にはプラスになっている」と断言。34歳の福永とのサバイバルマッチは世界戦線へ躍り出るための一戦でもあり、「気持ちが大事になる。見ている人に気持ちが伝わるような試合なら自分が勝てると思う。最後は倒して勝ちたい」と意気込みを語った。

続きを表示

2020年12月13日のニュース