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福永亮次、日本王者・中川健太との3冠戦へ気合「熱い試合をしたい」

[ 2020年12月13日 16:52 ]

<日本&東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王座統一戦>前日計量をクリアしたWBOアジアパシフィック王者・福永亮次(左)と日本王者・中川健太(角海老宝石ジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシング日本&東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王座統一戦(13日、後楽園ホール)の前日計量が12日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、WBOアジアパシフィック王者・福永亮次(34=角海老宝石)はリミットの52.1キロ、日本王者・中川健太(35=三迫)は100グラム軽い52.0キロでともに1回目でクリアした。

 両者が自らの持つタイトルとアンドリュー・モロニー(オーストラリア)が返上した東洋太平洋王座を懸けて激突。勝てば、ヘビー級の藤本京太郎、スーパーウェルター級の井上岳志、ライト級の吉野修一郎に続き日本人4人目の3冠王者となる。

 計量後にリモート主材に応じた福永は初防衛戦が3冠戦になったことについて「フツーですね。あまり考えていなかった」と話しつつ、対戦相手の中川については「三迫ジムに移籍してボクシングが巧くなった」と警戒。「お互い30代半ばだし、多分ですけど、負けた方が引退することになる。熱い試合をしたい」と意気込みを語った。

 13年にプロデビュー。16年に30歳で全日本新人王になり、今年2月に33歳でWBOアジアパシフィック王座を獲得した遅咲きのボクサー。35歳の中川との3冠戦は生き残りをかけた試合。サウスポーは「めっちゃ苦手」という福永だが、同門の堤聖也や池側純らアマキャリア豊富な選手とスパーリングを重ね、対策を練ってきた。「これ以上盛り上がる舞台が用意されることはない。絶対に負けられない。しっかり倒して勝ちます」と力強く宣言した。

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2020年12月13日のニュース