オカダ・カズチカ 死闘制しV5!さあ5日、内藤哲也と史上初の2冠決戦
新日本プロレス「レッスルキングダム14」 ( 2020年1月4日 東京ドーム )
IWGPヘビー級選手権はオカダ・カズチカ(32)がレインメーカーからの片エビ固めでG1クライマックス覇者・飯伏幸太(37)を退けて5度目の防衛に成功した。5日、IWGPインターコンチネンタル選手権で王者ジェイ・ホワイト(27)からベルトを奪った内藤哲也(37)と史上初めて2本のベルトを懸けて激突する。
リングで大の字になった挑戦者とは対照的にベルトを巻いたオカダは仁王立ちした。飯伏との39分16秒に及ぶ死闘を制して、4万8人の観衆から大歓声を浴びた絶対王者は「今日の東京ドームで120%を出した。まだ明日もある。こんな過酷な競技はないでしょう」と胸を張った。
中盤に流れを変えた。飯伏による顔面を狙ったグーパンチでダメージを受けながら、ツームストンパイルドライバーで盛り返した。互いの必殺技の応酬となったが、飯伏を頭部からリングに突き刺すと肩で息をする相手を起こし、レインメーカーで葬った。「飯伏さん、最高に強かったよ」。通算30度目の防衛を決め、2冠決戦の挑戦権を得た。
激突する相手は内藤だ。王者ホワイトを倒して王座奪取に成功し、念願の2冠への道を切り開いた内藤は「目標はこのベルトを獲ることじゃない」とすぐにオカダとの決戦に視線を向けた。勝利の余韻に浸るIWGP王者が待つリングに向かいリングイン。マイクを握り「俺はまた東京ドームのメインに戻ってきた。史上初の偉業、そして東京ドーム初の大合唱」と夢を膨らませた。
ライバルと火花を散らしたオカダも「みんなが望んでいた。2冠戦で一番望ましいカード」と受けて立つ構えだ。初めて2日間大会となった東京ドームで、2日連続メインイベントに立つ新日本の顔は「明日も勝って2020年もオカダの年にしたい」と気合を入れ直した。
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