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ライガー、負けても沸かせた「引退試合1」 5日ラストファイト「全てをぶつける」

[ 2020年1月5日 05:30 ]

新日本プロレス「レッスルキングダム14」 ( 2020年1月4日    東京ドーム )

サスケ(左から2人目)とタイガーマスク(右)に肩車される獣神サンダー・ライガー。左は藤波
Photo By スポニチ

 東京ドーム2連戦で引退するライガーは、最初の引退試合で敗れた。

 新日本が初めて開催した89年の東京ドーム大会で獣神ライガーとしてデビューしてから30年8カ月。同じ舞台で激闘の歴史を築いてきた面々との8人タッグに臨み、思い出をかみしめるかのように技を受け続けた。新日本で「唯一の同期」の佐野にはトペ・スイシーダを食らい、大谷からは顔面ウオッシュの洗礼。田口には雪崩式フランケンシュタイナーを繰り出したものの、最後はどどんを浴びて沈んだ。試合を終えるとプロレスラーになるきっかけとなった藤波からねぎらいを受けた。「ただただ感謝」。最後は敵と味方が一緒になってファンの大歓声に応えた。

 5日のラストファイトは佐野とのタッグマッチで高橋&リーと激突する。「もっと凄い試合をする。リングに上がれば年は関係ない。自分の持っているもの全てをぶつける」。国内外の他団体にも飛び出してジュニアヘビー級の隆盛に寄与してきた「ジュニアの象徴」は、伝説の最終章で完全燃焼する。

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