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世界初挑戦の久田哲也 興行で異例の公開スパー

[ 2019年9月23日 20:05 ]

エディオンアリーナ大阪第2の興行でスパーリングを公開した久田哲也(右)
Photo By スポニチ

 プロボクシングのWBA世界ライトフライ級タイトルマッチ(10月1日、エディオンアリーナ大阪)に臨む同級1位の挑戦者・久田哲也(34=ハラダ)が23日、大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪第2の興行でスパーリングを公開した。同じハラダジム所属のライトフライ級、浅海勝太を相手に2ラウンドで上下に打ち分け、軽快なフットワークも披露。好仕上がりをアピールした。

 そして800人の観衆を前にリング上でマイクを向けられ「(世界初挑戦まで)実際は長い年月がかかりましたけど、あっという間でした。キャリアを生かせるよう全力を尽くします。僕が勝って必ず世界チャンピオンになります」と力強く宣言した。

 久田は堺市出身、2度目の防衛を狙う同級スーパー王者・京口紘人(25=ワタナベ)は和泉市出身で“大阪出身対決”となる。世界戦の公式行事である公開練習は、これまで報道向けに所属ジムで披露するのが一般的だった。この興行を主催した真正ジムの山下正人会長(57)は、ハラダジムが主催する世界戦の運営をサポートしている。ジム会長らで組織する西日本ボクシング協会の会長でもあり「同じ西日本で頑張る仲間として盛り上げたい。(興行内で世界戦の公開練習は)関西はもちろん、関東でも、やっていないはず。久田選手もジムでやるより(ファンの目の前で)気合が入ったと思うし、いいアピールになったはず」と異例の試みに胸を張った。

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2019年9月23日のニュース