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村田諒太、前日計量一発パス「ラスベガスの時よりも落ちついている」

[ 2019年7月11日 13:38 ]

前日計量をパスし、ポーズを決める村田(撮影・北條 貴史)
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 ボクシングのダブル世界戦(12日、エディオンアリーナ大阪)の前日計量が11日、大阪市内のホテルで行われ、WBA世界ミドル級タイトルマッチに臨む王者ロブ・ブラント(28=米国)はリミット(72.5キロ)を300グラム下回る72.2キロ、前王者で同級4位の村田諒太(33=帝拳)は200グラムアンダーの72.3キロで、ともに一発パスした。

 村田は「相手もパスしてくれてうれしい。当たり前のことなんですけど、ほっとします」と安どの表情。フェースオフでは約20秒間もにらみあったが、「ラスベガスの時よりも落ちついている。やるべきことをやって自信もあるし、カッコつけたり、虚勢を張る必要もない」と泰然自若を強調。「あしたは全力を出して絶対勝ちます」と約束した。

 昨年10月、米ラスベガスでの対戦ではブラントが1262発ものパンチを繰り出し、3―0で大差の判定勝ち。前回の村田は体調を崩し、10日間ほどスパーリングを休んだ時期もあったが、今回は帝拳ジムの浜田代表が「全部予定通り」と太鼓判を押すほど調整は順調。地元・奈良に近い大阪での再戦とあってモチベーションも高い。

 対するブラントは時差対策や日本の気候に慣れるため、試合2週間前に来日。管理栄養士と契約し、1日3食摂取しながら減量を進め、コンディションは万全。第1戦以上に激しい戦いになりそうだ。

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