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堀口恭司 コールドウェルに判定勝ちで2冠王者に!セフード戦実現へ機運高まる

[ 2019年6月15日 21:09 ]

2団体王者となりRIZINとベラトール2本のベルトを手にした堀口
Photo By 提供写真

 快挙を成し遂げ、時代を変える「セフード戦実現」への機運は一気に高まった。ベラトール世界バンタム級タイトルマッチが14日(日本時間15日)、マジソン・スクエア・ガーデンで行われ、挑戦者の堀口恭司(28)が王者のダリオン・コールドウェル(31)に3―0で判定勝ちした。

 RIZINバンタム級王者との2冠王者が誕生。総合格闘技の世界で2団体のベルトを同時に獲得したのは、かつてない偉業となった。
 昨年末のRIZIN初代バンタム級王者決定戦で一本勝ちしたコールドウェルとのリターンマッチ。均衡した状態が続き、5Rを終え判定にもつれた際には負けも覚悟していた。リング上でマイク・ブラウン・コーチと「ちょっと厳しいかもな…」と語りながら判定を待つと、「新王者誕生!」のコールに頭が真っ白になったという。

 18年には「那須川君、やろうよ!」とリング上での勝利インタビューで発言し、那須川天心との対戦が実現した。今回は「セフード君やろうよ!」とUFC王者の名前を口にし宣戦布告するつもりだったが「驚きとうれしさで、言おうと思っていたことが全て飛んでしまった」と苦笑いした。

 もっとも今大会前から、UFCも含めた総合格闘技界の地殻変動への注目度は高まっていた。公式会見に続き、試合後の会見でも「先日、UFCのバンタム級王者戦でのヘンリー・セフードの試合をどう見たか?」、「2団体王者を同時に獲得することは画期的なことになる。今後どうしたいか?」と米メディアからあおる質問が続いた。

 「2団体のベルトを獲ったことで世界の総合格闘技の流れが変われば良いと思う。RIZIN、ベラトール、UFC、それぞれが別々ではなく、垣根を越えて戦える機会があれば」

 世界を動かすための挑戦に勝利した。次に待っているのは何か。現地米メディアの視線も既に、セフード戦実現へと向けら始めている。

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2019年6月15日のニュース