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“モンスターのカーテン”尚弥、理想的調整で決勝へ「全力尽くす」

[ 2019年5月4日 05:30 ]

WBSSバンタム級トーナメント準決勝   WBA王者・井上尚弥《12回戦》IBF王者エマヌエル・ロドリゲス ( 2019年5月18日    英国グラスゴー・SSEハイドロ )

弟・拓真を相手に練習する井上尚弥=右(撮影・会津 智海)
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 WBSS準決勝を約2週間後に控えた井上尚弥が3日、横浜市の大橋ジムで公開練習を行った。冒頭のシャドーとWBC同級暫定王者の弟・拓真とのマス・ボクシングを2ラウンドだけ公開という異例の対応。コンディション維持に配慮したものだが、大一番を前に緊迫ムードが漂った。

 ここまでの調整は大橋会長が「完璧と言っていい練習ができている」と太鼓判を押すほど順調。井上本人も「理想に近い形でスパーリングもできているので楽しみ」と手応えを口にした。

 対戦相手のロドリゲスについて父の真吾トレーナーは「若くてスピードもあるし、反応もいい」と警戒。大橋会長は「ともに万能型。フェイントの掛け合いは見応えがある。第1ラウンドで、どちらがペースをつかむかが鍵」と分析した。

 井上も技術戦を予想しており、「昨年の2試合(ともに1回KO勝ち)とは違った面白さも見せたい」と話す。メンタルや対応力も問われる海外での試合。「どんな勝ち方であろうと決勝に進められるよう全力を尽くす」と誓った。

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