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岩田翔吉 国内デビュー戦で判定勝ちも「20%ぐらいしか実力が出せなかった」

[ 2019年5月4日 20:36 ]

プロ2戦目、国内デビュー戦で勝利し、リング上でインタビューを受ける岩田翔吉(右)
Photo By スポニチ

 プロボクシングの「第584回ダイナミック・グローブ」は4日、東京・後楽園ホールで行われ、ライトフライ級6回戦でプロ2戦目、国内デビュー戦の岩田翔吉(23=帝拳)が18年度新人王の亀山大輝(22=ワタナベ)に3―0で判定勝ちした。

 立ち上がりこそ亀山のプレッシャーに押され気味だったが、「最初から来るのは予想していた」と冷静に対処。3回に右のカウンターでダウンを奪うと、終盤にも軽快なステップで亀山の攻撃をかわして場内を沸かせた。狙っていたKO勝利はならず、本人は「20%ぐらいしか実力が出せなかった」と反省したが、採点は78―76が1人、79―74が2人の完勝だった。

 小学4年時から山本“KID”徳郁さんのジムで格闘技を始め、ボクシングでは日出高3年の時に全国高校総体で優勝。WBO世界フライ級王者・田中恒成(畑中)やWBC世界バンタム級暫定王者・井上拓真(大橋)に勝ったこともある。昨年12月に米国でのプロデビュー戦は4回TKO勝ち。今年2月に国内のプロテスト(B級)に合格した。

 新時代「令和」のスター候補生。「6ラウンドやれたのは良い経験。もっとボディーから崩していく予定だったので、そこは課題。もっともっと強くなります」と力強く誓った。

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2019年5月4日のニュース