×

山中慎介氏の冠大会誕生「世界を獲る登竜門になるトーナメントになるよう協力していきたい」

[ 2019年4月12日 15:43 ]

山中慎介バンタム級トーナメント(仮)の開催発表会見に出席した元WBC世界バンタム級王者・山中慎介氏
Photo By スポニチ

 元WBC世界バンタム級王者・山中慎介氏(36)の名を冠した大会が誕生する。ボクシングプロモーションのDANGANは12日、都内で会見し、「山中慎介バンタム級トーナメント(仮)」の開催を発表した。

 優勝賞金は100万円。8選手によるトーナメント戦で予選を7月23日、準決勝を10月31日、決勝を1月に予定している。参加資格は国内ジムに所属するA級ボクサーで、タイトル保持者の参加も可能。原則として予選は6ラウンド、準決勝、決勝は8ラウンドだが、タイトル戦としての条件が整った場合にはタイトルマッチラウンドに合わせるとしている。

 DANGANの古澤将太代表は「若手を育成し、ファンに興味を持ってもらえる試合を組んでボクシング界を盛り上げたいと思って企画した」と趣旨を説明。優勝者には世界ランカーへの挑戦の場を設けることも検討していることを明かした。

 会見にはアンバサダーを務める山中氏も出席し、「バンタム級は思い入れのある階級なので僕自身もうれしいし、選手にとってもメリットがある。面白いトーナメントなると思うので楽しみ。世界を獲る登竜門になるトーナメントになるよう協力していきたい」と話した。

 11年11月に世界王座を獲得し、日本歴代2位の12度の防衛に成功した山中氏は07年のA級トーナメント優勝を機に日本ランク入り。その後の日本王者、世界王者獲得につなげている。

 参加申し込みの締め切りは5月15日。申し込み多数の場合はランキングや戦績、KO率、勝率、アマチュア戦績を考慮して選考し、5月下旬の組み合わせ発表を予定している。山中氏は「多くの選手にエントリーしてほしい」と呼び掛けた。

続きを表示

2019年4月12日のニュース