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「世界に羽ばたけ」井上岳志 渡米前のサプライズに感激「何が起こったのか分からなかった」

[ 2019年1月20日 10:35 ]

見送りに駆け付けたワールドジムの寮生が手作りした横断幕と写真撮影する井上岳志(前列左から3人目) 
Photo By スポニチ

 26日(日本時間27日)に米ヒューストンでWBO世界スーパーウエルター級王者ハイメ・ムンギア(22=メキシコ)に挑戦する同級3位の井上岳志(29=ワールドスポーツ)が20日、渡米前の成田空港で取材に応じ、「会長を信じて、自分を信じて最善を尽くしてきます」と意気込みを語った。

 年末から現地の試合に時間に合わせて調整しており、この日は午前3時に起床。搭乗後4時間以内に寝て到着時間に起きる計画を明かし「これで時差対策もバッチリです」。減量も残り2・5キロと予定通りだ。

 成田空港にはジムの寮生6人が「打倒!ムンギア 世界に羽ばたけ 井上岳志」と書かれた手作りの横断幕と日の丸を持ってサプライズで見送りに駆け付け、「井上コール」。井上は「何が起こったのか分からなかった。ありがたいですよね」と感激。斉田会長も「うれしいよね。さすがワールドジムは結束が固い」とうなずいた。

 米国へはパックごはん、梅干し、インスタントみそ汁のほか、腹筋ローラーを持ち込む。「(ムンギアの)左ボディー対策です。直前まで鍛えます」と笑った。フィジカルの強さを前面に出し、斉田会長が「ジョロウグモ」と表現する接近戦で無敗の王者に挑む。

 会場のトヨタセンターは1万8000人収容だが、井上は「5000人超えたら同じ。後ろの方は見えないですから。ブーイングとか凄そうだけど、それも楽しんできたい」と大舞台での世界戦を心待ちにしている様子だった。

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2019年1月20日のニュース