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UFC199 ミドル級新王者にビスピン ロックホールドを初回KO

[ 2016年6月5日 16:21 ]

ロックホールドを初回KOで下したビスピンは両手を挙げて喜ぶ (AP)

 総合格闘技のUFC199は4日、米国のカリフォルニア州で行われ、メーンで行われたミドル級タイトルマッチは挑戦者のマイケル・ビスピン(37=英国、29勝7敗)がルーク・ロックホールド(31=米国、15勝2敗)を初回KOで下し、新王者に就いた。ロックホールドは昨年12月に奪取した同タイトルの初防衛に失敗。

 試合は右構えのビスピンが左構えのロックホールドの動きをうかがう展開でスタート。しかし、1分30秒を過ぎたあたりからビスピンが手を出し始め、徐々にロックホールドとの距離をつかんだ。ラウンド中盤、ロックホールドはキックを頻繁に出すも、これを耐え凌ぐビスピン。

 フィニッシュはラウンド残り1分30秒。ビスピンの左フックがロックホールドの顎を捉えると、崩れるように王者はダウン。すぐに立ち上がったが、押し倒され、金網に詰まるとビスピンの左右フックを浴び、レフェリーが両者に割って入った。

 周囲の予想に反して王座に就いたビスピンは試合後に「人生で最高の日になった」と喜びを爆発。一方、一瞬にして王者から陥落したロックホールドは「少し過信があったかもしれない」と唇を噛んだ。

 また、バンタム級王者ドミニク・クルーズ(31=米国、21勝1敗)が同2位のユライア・フェイバー(37=米国、33勝8敗)とタイトルマッチを行い、クルーズが終始フェイバーを圧倒、3-0の判定で防衛に成功した。クルーズは試合後、フェイバーに対し「彼は以前王者だったし、タフな男だ。このオクタゴンにいる選手はみんなタフだよ。リングラスト(長期欠場の悪影響)なんて存在しないんだ。試合をする者はそんなことに惑わされてはならないよ。またこうして戦えて本当に気分がいいよ」と相手を称えた。

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