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アリ氏死去…レブロンやタイソン氏ら黒人アスリート続々と追悼

[ 2016年6月5日 05:30 ]

1999年1月、マイク・タイソン氏(左)の横で自身の誕生日を祝うバースデーケーキを食べるムハマド・アリ氏(AP)

ムハマド・アリ氏が死去

(6月4日)
 アリ氏の訃報に、米国のスポーツ界では追悼の輪が広がった。

 プロバスケットボールNBAのスター、レブロン・ジェームズ(キャバリアーズ)は亡くなる直前にスポーツ専門局ESPNの取材に対し「彼がパイオニアだった。だから今の私たちがある」と同じアフリカ系米国人のアリ氏に受けた影響の大きさを口にしていた。「彼が“史上最高のアスリート”だった理由は、リング上での素晴らしい結果だけではない。彼はリング外でも信念のために戦った。現在、アフリカ系米国人がスポーツ界で自由なのは彼のおかげでもある」と感謝の気持ちを語った。

 1974年の世界ヘビー級タイトルマッチでアリ氏にKO負けした戦いが「キンシャサの奇跡」として語り継がれているジョージ・フォアマン氏はツイッターで「アリ、フレージャー(11年に67歳で死去)、フォアマン、私たちは一つだった。自分の一部がなくなってしまった」とつぶやき、ともに一時代を築いた仲間との別れを悲しんだ。元世界ヘビー級王者マイク・タイソン氏はツイッターで「神がチャンピオンを迎えに来た。さようなら最強の男。安らかに」と故人をしのびコメント。また、5階級制覇王者で49戦全勝のまま昨年9月に引退したメイウェザー氏はインスタグラムで追悼。アリ氏を「パイオニアであり、本当のレジェンド、ヒーローだった」と表現し「ジムに入る時、あなたを思わない日はなかった。ボクシング人生に大きな影響を与えてくれた」と憧れの存在だったことを記した。

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2016年6月5日のニュース