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後楽園でアリ氏追悼ゴング鳴り響く…村田「全てがドラマになる人だった」

[ 2016年6月5日 05:30 ]

リングサイドから試合を見つめる浜田剛史氏(中央)、(後列左から)村田諒太、山中慎介

ムハマド・アリ氏が死去

 アリ氏の死去を受け、4日に東京・後楽園ホールで行われた興行ではメインイベント前に追悼のテンカウントゴングが鳴らされた。

 WBC世界バンタム級王者・山中慎介(帝拳)やロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太(同)らが来場し、アリ氏の現役時代の映像を見ているという村田は「伝説の人が亡くなって、一時代が終わった。ボクシングにとどまらない世界的なヒーロー。全てがドラマになる人だった」と惜しんだ。

 ▼浜田剛史氏(元WBC世界スーパーライト級王者)ヘビー級のボクシングを変えた選手だった。それまでは打って強いのが王者だったが、ヘビー級でもスピードとジャブが必要だと認識させた。世間への影響力もNo・1で、ボクサーの領域を超えたスーパースターだった。

 ▼ファイティング原田氏(元世界2階級制覇王者)僕らの時代の選手だから寂しいね。ニューヨークで一度会っている。見た目と違い優しい男だった。世間を盛り上げた、本当の世界王者だった。

 ▼大橋秀行氏(元WBC、WBA世界ミニマム級王者)とにかく大スターだった。ベトナム戦争に反対して政治的な活動でもぶれなかった。いろんな意味でNo・1の世界王者だった。

 ▼内山高志(前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者)ボクシングのスタイルも好きだし、差別とかと闘ってきたのも凄い。憧れというか雲の上の存在。一度は会ってみたかった。

 ▼亀田興毅氏(元世界3階級制覇王者)私自身もアリのスタイルと対戦相手の駆け引きで使ったパフォーマンスなど、大きく影響を受けた。

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2016年6月5日のニュース