【筑後鷹】ソフトバンク・宇野真仁朗 「5年目1軍」へ奮闘中!“10年後も戦力”視野に新人で手術

[ 2026年5月19日 06:00 ]

試合前の声出しで笑顔を見せる宇野(撮影・昼間 里紗)
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 ソフトバンクの2年目内野手、宇野真仁朗(19)が5月に実戦復帰を果たした。ルーキーイヤーの昨年7月に右肘、9月に左手首の手術を受け、リハビリの日々を送っていた。実戦から離れている期間にケガをしない体づくりに努めて強い体を手に入れたが、打撃の感覚が変わり、今春キャンプから苦戦する日々を過ごしていた。それでも「1軍レギュラー」という大きな夢を胸に、最善の策を探して前進を続けている。

 約11カ月ぶりに実戦復帰した宇野は「ピッチャーと対戦する時にアドレナリンが出る感じが楽しかったです」と爽やかな表情で語った。昨年7月に右肘のじん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)、さらに9月に左手首の手術を受けてリハビリ練習を続けてきた。

 手術後の回復は順調だった。しかし、今年2月に大きな壁にぶつかった。ケガをしない体づくりを進めた結果手に入れた“新しい体”にはパワーアップを感じているものの、変化した分、手術前との感覚の違いが生まれたのだ。「今まで何も考えずにできていたことができない感じです。動きが速い時に思ったところにいかなかったり」。感覚の小さな違いが、宇野にとっては大きな違和感となっていた。「突き詰め過ぎておかしくなったのか…」「考えなきゃいけないけど考え過ぎても良くない…」と思い悩むこともあった。

 突破口として取り組んだのは、力を入れる動きと抜くべき動きを意識的に区別することだった。動作のロスを減らすことで再現性アップを狙っている。「練習でできることを試合でもできるように。100%仕留められるように」。球団のトレーナーだけでなく、中学時代から世話になっているトレーナーら多くの人に相談し、改善策を見つけてきた。

 将来的な目標に“1軍レギュラー”を掲げるが、その通過点として高卒5年目での1軍定着を目指している。「同い年の大学生がドラフトで入ってくる年。大卒の選手に1年目から抜かれたくないです」。大学進学も視野にあったからこそ、譲れない強い気持ちを持っている。

 試行錯誤を続けた11カ月間、「もし今後調子が悪くなったとしても、引き出しは多いです」とリハビリの取り組みに自信を持っている。“目先の2、3年ではなく10年後も戦力でいるため”と選んだルーキーイヤーでの手術を無駄にはしない。自らが思い描く野球人生に向けて、2年目の今季はギアを上げる。 (昼間 里紗)

 ◇宇野 真仁朗(うの・しんじろう)2006年(平18)7月5日生まれ、千葉県出身の19歳。小4から浦安ベイマリーンズで野球を始め、小6時にU12日本代表に選出された。中学では市川リトルシニアに所属。早実では1年春からレギュラーをつかみ、24年夏の甲子園でベスト16。同年9月のU18アジア選手権では一塁手部門でベストナインに選ばれ、日本代表の準優勝に貢献した。高校通算64本塁打。24年ドラフト4位でソフトバンク入団。1メートル78、85キロ。右投げ右打ち。

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