大阪ガス・清水聖也がサヨナラV打 JABA東北大会優勝で3大会ぶり27度目の日本選手権出場権獲得

[ 2026年5月13日 22:45 ]

JABA東北大会決勝   大阪ガス7―6JR東日本東北 ( 2026年5月13日    仙台市民 )

JABA東北大会の最高殊勲選手賞に選出された大阪ガス・清水
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 大阪ガスがサヨナラ勝ちで、4大会ぶり2度目の優勝を飾った。同点の9回に清水聖也外野手(28)が決勝の左前適時打を放ち、最高殊勲選手賞を獲得。チームは3大会ぶり27度目の日本選手権出場権を獲得した。

 「前のバッターが良い形でつないでくれたので、気持ちは入りました。ただ、打席に入った瞬間は落ち着いていましたし、それが良い結果につながったと思います」

 重圧のかかる場面でも、清水はどこまでも冷静だった。6―6の9回2死一、三塁。相手左腕が投じた初球の内角低めスライダーを、ライナーで左前へ運んだ。持ち前の勝負強さを証明したサヨナラ打。実績十分の右打者には、確かな勝算があった。
 
 「打ち取られていた前の打席で大体のイメージはできていました」

 直前の7回の第4打席では中飛に打ち取られたが、相手投手の右打者に対するアプローチ、特徴をインプットすることができた。「次はある程度、自分のタイミングで振れば勝負になる」。凡退した打席もムダにすることなく快音につなげた。昨年は3月の東京スポニチ大会決勝でサヨナラ負けを喫し、秋の日本選手権近畿地区最終予選でも代表決定戦で敗退。その悔しさを晴らす優勝に、「去年は(東京スポニチ大会の)決勝で負けてしまって、勝つと負けるとでは雲泥の差があると知った。今回は絶対に勝ちきるんだと気持ちを強く持てましたし、あの負けが東北大会ではプラスに働きました」と胸を張った。

 積み重ねてきた経験値が最後にモノを言った。7年目を迎えた今季。清水は原点に立ち返った。
 
 「良い意味で打席の中で欲張らないのが僕の強み。以前は“飛ばしたい、豪快に打ちたい”という思いもありましたが、そういう気持ちを抑えた上で、しっかりコンタクトしていくことを心がけています」

 23、24年の2年間は補強選手として、都市対抗野球に出場。得がたい経験に感謝の思いを抱く一方で、自チームに対する思いはより一層強くなった。「チームの勝利のためにできることは何か」。フォア・ザ・チームを念頭に選手としてのレベルアップを期す日々だ。

 野手陣では4番に座った2年目の石橋昂樹や新人の島袋大地が台頭した今大会。6番打者として優勝に貢献したが、その座に甘んじるつもりはない。「若い選手が結果を残して、チーム力の底上げができました。ただ、6番で満足しているわけではないので、前の打順で打てるよう向上心を持って練習に励んでいきます」。都市対抗野球の2大会連続出場をかけて臨む近畿地区2次予選。右の強打者はいかなる役割にも、最高の結果で応えてみせる。

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