阪神・大山悠輔不在が響いた2カード連続負け越し、3戦連続2桁三振 藤川監督「我慢」「こういう時期も」

[ 2026年5月10日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神1―3DeNA ( 2026年5月9日    甲子園 )

<神・D(7)>連敗に肩を落とす藤川監督
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 阪神は、大山悠輔内野手(31)の今季初の欠場が響き、9日のDeNA戦(甲子園)に1―3で逆転負けした。主軸の1人が不在の打線はつながりを欠き、犠飛による1得点のみ。2試合連続の1得点に加え、3試合連続2桁三振という停滞感も浮き彫りになった。今季初の2カード連続負け越しとなり、藤川球児監督(45)は「我慢」を強調した。

 大山不在を、いきなりつけ込まれた。初回2死二塁の先制機で、佐藤輝が3ボールから申告敬遠をされてしまう。快音を期待した4万2639人が入ったスタンドからは、不満混じりの「えー」という声が漏れた。

 DeNAにすれば、5番に大山が控えていないからこそ打てる一手。続く前川は、先発・篠木の前に見逃し三振に倒れた。

 「何とも言えないです」

 最初の攻撃で、目の前の打者が勝負を避けられる屈辱を味わった前川は、歯切れ悪く答えた。6回に中前打を放ち、木浪の犠飛をお膳立てしたものの、今季初の5番はほろ苦さが勝った。打順には「何も。別に何もない」と語るにとどめた。

 今季初の欠場となった大山について、藤川監督は「休養」だと説明した。4日中日戦で死球を受け、守備では打者走者の腕が顔面を直撃した。この2つの不運が影響していた。

 「バンテリンでデッドボールと交錯があって、少し休養が必要という判断になった。もちろん本人はゲームに出たい、出なきゃいけないという責任感はあるんですけど。状態というか、コンディションの部分ですね。あす(10日)以降は、この後(状態を見て)」

 大山は5日以降精彩を欠き、直近2試合連続で無安打だった。ベンチ主導でスタメンを外れた。9回に代打の準備をしていたものの、出番は回らなかった。試合後は「僕から言えること何もない」とだけ残して去った。

 心配なのは、大山の状態だけではない。打線全体が低調だ。本塁打や犠飛で得点は生まれているものの、適時打となれば4日中日戦の初回を最後に4試合44イニング出ていない。3試合連続2桁三振の淡泊さも重くのしかかる。左手首を骨折した近本の不在は当面続く。藤川監督は今がこらえ時だと強調した。

 「佐藤も我慢が必要だし、打線にしていかなければいけない。必ずこういう時期はある。こちらが攻め手になれるように、我慢の中から攻撃する、積極的にいきながら引く。そういうところを、見せながら戦いたい」

 つながりを欠く現状において、今季一度も無得点試合がないのは救いだ。開幕から続く連続得点は、60年に並ぶ球団2位タイの「35試合」に伸びた。意地でもゼロで終わらない力は、猛虎打線の支えになる。 (倉世古 洋平)

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