阪神・藤川監督 桐敷拓馬ら救援陣大炎上に「流れがいってしまった」 9回以降の8失点は球団38年ぶり

[ 2026年5月9日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神1─10DeNA ( 2026年5月8日    甲子園 )

<神・D(6)>9回、宮崎(手前)の3点本塁打にベンチで厳しい表情の藤川監督(撮影・北條 貴史)
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 投手陣が強みの猛虎にすれば信じ難い「8」という数字が9回に刻まれた。防御率1・46で7ホールドの桐敷が大誤算。連打に犠打野選が重なり、歯車が狂う。代打・ビシエド、度会に適時打を浴びて1死も取れないままタオルが投げ込まれた。火消しを託された畠も宮崎に3ランを浴びるなど、火に油を注ぐ結果に。1点差のまま9回裏の反撃につなげる計算が崩壊した。

 「切り替えてまた頑張ります」

 自己最多6失点を喫した24年の最優秀中継ぎ左腕は短く言葉を残して引き揚げた。その顔には悔しさがにじんでいた。25年の阪神加入後、通算14試合目で初失点をした畠は「何とか抑えたかったんですけど、止め切れなかったのが悔しい」と相手の勢いにのみ込まれた自分を責めた。藤川監督は、接戦が一転して大敗となった結果を冷静に受け止めた。

 「あそこは持ちこたえられるか、(流れが)向こうにいってしまうのかというところの勝負ですから。きょうはベイスターズさんの方に流れがいってしまったっていうところですから、あすはまたニューゲームですから、切り替えてやっていければなと思いますね」

 このカード3連敗で通算2勝4敗になった。リーグ唯一の負け越しは、失点の多さが要因だ。6試合で41失点はセ5球団で最多。4月21日の対戦では、1点差に詰め寄った8回に6失点し、16点を奪われて大敗した。再び、終盤の悪夢に襲われた。2桁失点は今季3度目になった。

 この日はミスも響いた。4回2死一、二塁。京田のポテンヒットを左翼の福島が処理を誤り、二塁走者だけでなく、一塁走者まで生還を許した。指揮官は「守備の精度を上げなければいけない」と課題を挙げた。

 6カード連続の初戦勝利なしで10日ぶりに2位に転落した。藤川監督は「明日はまたニューゲームですから、切り替えてやればと思う」と前を向いた。 (倉世古 洋平)

 ○…阪神のイニング8失点以上は、20年6月20日巨人戦(東京ドーム)の7回に8失点して以来6年ぶり。甲子園では17年7月19日広島戦の8回8失点以来9年ぶり。9回以降では88年7月1日ヤクルト戦(甲子園)9回の8失点以来38年ぶり。

 ○…チームは4カード連続の初戦黒星、6カード連続の初戦勝利なしで、4月28日以来10日ぶりの2位転落となった。

 ○…阪神は6日中日戦の球団ワースト9回17三振に続いて、この日もワースト2位タイ(8度目)の16三振。2試合連続で9回までに16三振以上を喫したのは、球団史上初めて。4月29日のヤクルト戦でも16三振しており、16三振以上をシーズン3度も初めて。

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