メジャー“1号”現地取材 印象深い投手の一発

[ 2026年5月3日 01:30 ]

インターリーグ   ホワイトソックス8-2パドレス ( 2026年5月1日    サンディエゴ )

日本人初のホームランを放った野茂(AP)
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 【記者フリートーク】98年4月28日のドジャースタジアム。大リーグの日本選手初本塁打を現地で取材していた。野茂は投げるだけでなく、打席でも常に闘志満々。普段は感情をあまり表に出さないが、頬を緩め、満面の笑みを浮かべながらダイヤモンドを一周する姿が印象的だった。

 1000号の中で、メジャー取材歴30年の私の印象に残っているのは投手による本塁打だ。16年4月6日にドジャースの前田がデビュー戦で本塁打。カーショーが「俺は8年間で1本なのに、たった2打席で追いつかれるなんて」と苦笑いしていたのが懐かしい。

 ダルビッシュがレンジャーズ時代の16年8月24日に放った一発も強烈だ。右肘手術からの復帰後で意図的に体を大きくし、野手顔負けの打球速度105・2マイル(約169キロ)を記録。「打撃練習ではパワーがめちゃ付いていたので、おかしい感じはしていた」とうれしそうだった。

 両リーグDH制が導入され、ドジャースの大谷を除けば、投手が本塁打を放つ機会はなくなった。3人の一撃を目の当たりにした高揚感は、今振り返っても、特別なものだ。(MLB担当・奥田秀樹通信員)

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