ソフトバンク・前田悠伍 「目をつむって」で“開眼” 師匠・今永から助言もらったクイックで初勝利目指す

[ 2026年5月1日 06:00 ]

<ソフトバンク練習> みずほペイペイドームのマウンドで投球練習を行う前田悠  (撮影・成瀬 徹) 
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 ソフトバンクの前田悠伍投手(20)は3日の楽天戦(みずほペイペイドーム)で仕切り直しの今季初登板を迎える見通しだ。鹿児島開催だった4月26日のロッテ戦は降雨ノーゲームだったが、自己最速タイ149キロ。直球の出力が落ちるクイックについて4月、自主トレの師匠だったカブス・今永昇太投手(32)に相談し、“目をつむる”仰天の助言を受けた。プロ3年目での本拠地初勝利へ“開眼”した技を見せる。

 プロ初登板初先発だった24年10月1日オリックス戦以来2年ぶりの本拠地での先発、そしてホーム初勝利に向けて前田悠はみずほペイペイドームのマウンドで16球を投げた。

 「まだ(今季)ここで投げていない。傾斜チェックとしっかり投げられる感覚をと。雨は降りましたけど予行演習はできました」

 ワインドアップモーションとセットポジションで直球、カーブ、フォーク、チェンジアップ、スライダーを投げた。4月26日、鹿児島でのロッテ戦は降雨ノーゲームとなったが、自己最速タイの149キロを計測した。課題とされていた出力も改善されてきた。「周りからは分からないかもしれませんが、去年とは違います」と継続的にフォームを見直した成果を強調する。

 「今永さんに聞いたことを落とし込んでいます。最近も聞きました」。昨年1月に自主トレに弟子入りしたカブス・今永とは今も交流がある。4月中旬に「クイックで投げると球速が落ちます。どんな意識でやってますか?」とLINEで相談すると翌日に電話がかかってきた。「目は見た情報が邪魔をする。目をつむってシャドーピッチングをするといいよ」と言われて、まぶたを閉じてみた。

 壁当てから始めてみたが「めっちゃ良かった」と手応えを得た。クイック投球の際、体が前へと突っ込んだり、開く癖があったが“見えない”ことで右足の着地に意識がいかなくなった。同17日ファーム・リーグのオリックス戦では5回1/3を1失点、6奪三振。「リリース(のタイミング)が合いやすくなった」と特効薬となった。

 “今永効果”を自信に今月3日の楽天戦に挑む。4月26日のロッテ戦は一発を浴びただけで2回を投げて走者は背負わず、改良クイックは披露できていない。25年7月13日にプロ初勝利を挙げた楽天相手に待ちに待った解禁となる。「準備することも固まってます。フォームは安定しています」。目を閉じたことで“開眼”した期待の左腕が、2年ぶりの本拠地で真価を見せる。 (井上 満夫)

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