阪神ドラ3岡城快生 「バットをまず振れ」筑波大時代の恩師の言葉を胸に躍動 プロ初スタメン初安打 

[ 2026年4月30日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神2―0ヤクルト ( 2026年4月29日    神宮 )

<ヤ・神(5)>3回、プロ初安打となる先制の適時二塁打を放ち、ポーズを決める岡城(撮影・北條 貴史)
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 記念すべきプロ初スタメンで千金の一打を放った。阪神ドラフト3位・岡城は「2番・左翼」で出場。待望の瞬間は、3回2死一塁の第2打席に訪れた。左腕の山野が投じた148キロ直球を捉え、左中間へ適時二塁打。塁上では筑波大時代の「Tポーズ」を披露し、満面の笑みを浮かべた。

 「自分の形で良いスイングができました。ホッとしてる気持ちとうれしい気持ちです。緊張はしましたけど、思いっきりできたので良かったです」

 会心の一撃で、開幕4戦4勝を誇った左腕に初めて土をつけた。巡ってきたチャンスを逃さなかった。左手首骨折の近本に代わって緊急昇格し、27日に東京入り。この日出場選手登録されると、すぐさま結果を残した。プロ初安打が決勝打になるのは17年の大山以来で、猛虎の主砲と同じ一歩を踏み出した。

 「積極的に振っていこうという気持ちは忘れずにやれたと思います」

 ルーキーでは唯一開幕1軍メンバーに抜てきされたが、出場機会に恵まれずにもどかしい日々を過ごした。そんな中、背中を押してくれたのは筑波大・川村卓監督からの言葉だった。「バットを振っていれば必ずいつか当たるから。打席をもらったらバットをまず振れ」――。県立の進学校、岡山一宮高での猛勉強を経て入学した筑波大で素質が開花。恩師の助言で持ち前の積極性を取り戻し、1軍の舞台で躍動した。

 記念球は手元に戻ってきた。プロ4打席目での初安打の喜びをかみしめ、「(どうするか)全然考えてなかったので、いったん自分が持っておこうかなと思います」と初々しく笑った。近本と中野の不動の1、2番コンビが不在の中、期待のルーキーが勝利を呼び込む一打を放った意味は大きい。「自分の役割をしっかりできたので良かった」。この一打をきっかけに、さらに活躍の場を広げていく。 (山手 あかり)

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