ロッテ・井上 移籍後初安打初打点が勝ち越し1号ソロ「コーディーって呼んでください」585日ぶりの一発

[ 2026年4月30日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ5―3楽天 ( 2026年4月29日    ZOZOマリン )

<ロ・楽>1号本塁打の記念球を手に笑顔の井上。左は西川(撮影・長久保 豊)
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 「マリオジャンプ」で自らの決勝弾を祝った。現役ドラフトで今季ロッテに加入した井上は幼少期「スーパーマリオブラザーズ」を「めっちゃやっていました」という。

 「スーパーマリオブラザーズ40周年×プロ野球12球団」の特別試合第1弾。2―2の4回だ。マリオの「土管」ならぬ「ドカン」と前田健のスライダーを左翼席へ運んだ。移籍後3打席目での初安打初打点が、勝ち越しの1号ソロ。現役ドラフト移籍選手が初安打で勝利打点を挙げるのは史上初だ。移籍後初のお立ち台で「めちゃくちゃ気持ちいい。今日の風なら完璧やろ!と思いながら走ってました」と声を弾ませ、広大の名前から「コーディーって呼んでください」と自己紹介した。

 一~三塁ベースは「ハテナブロック」がモチーフの特別なデザイン。スコアボードの「BSO」表記はカメの甲羅、スター、スーパーキノコで、本塁打の際はゲームクリア時の効果音が流れた。井上は「イニング間にベースをちょんちょん踏んだり、“マリオの世界”に入ってました」と笑った。

 阪神から移籍し心機一転を図るも、3月14日の西武とのオープン戦で3三振を喫した。パ・リーグの野球に「クイックや球が速い投手が多い」と、足を上げる打撃フォームから何度か試していたノーステップに変更した。移籍後初スタメンで阪神時代の24年9月21日DeNA戦以来、585日ぶりの本塁打。NPB通算11万1000本目という、記念すべき本塁打でもあった。

 能力を高く評価し、強く獲得を希望したサブロー監督は「僕が一番ホッとしてます。持ってるものは凄いものがあるんで」と目を細める。5回にも1死満塁から右犠飛で追加点を叩き出した。

 今季初の3連勝で最下位を脱出。ピーチ姫をクッパから救い出す「救出ゲーム」のようにチームを救った。次のステージへ「Bダッシュ」で突き進む。(大内 辰祐)

 ◇井上 広大(いのうえ・こうた)2001年(平13)8月12日生まれ、大阪府出身の24歳。履正社では3年夏の甲子園で3本塁打を放ち優勝に貢献。19年ドラフト2位で阪神に入団し、25年の現役ドラフトでロッテに移籍した。1メートル89、100キロ。右投げ右打ち。

 ▽スーパーマリオブラザーズ 1985年に誕生したファミコン用ソフト。キノコ王国のピーチ姫を救うため、双子のマリオ&ルイージが大魔王クッパに立ち向かう物語は「横スクロールアクション」の礎を築き、シリーズ累計販売数は4億本を超える。レースゲーム式の「マリオカート」や多人数で遊ぶ「マリオパーティー」などスピンオフ作品も豊富で、16年に「最も売れたゲームシリーズ」としてギネス世界記録に認定。Bボタンを押しながら移動する通称「Bダッシュ」の挙動、効果音などにより社会現象となった。

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