阪神・森下翔太 新コラムで本塁打量産の秘訣明かした!侍で大谷の打撃練習をこっそり見て学んだ極意

[ 2026年4月28日 05:15 ]

大谷の打撃を見学したことが今季の好結果につながっている森下
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 阪神・森下翔太外野手(25)が本紙に本音を語るコラム「日々翔華~昇りつめる頂~」が今年からスタートする。第1回は、現在セ・リーグ最多7本塁打の打撃について。3月に開催された第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表のチームメートだった大谷翔平投手(ドジャース)の打撃練習をこっそり見学したことがシーズンの好結果につながっていることを明かした。 

 スポニチ読者の皆さま、阪神の森下です。このコラムを通して自分の考え方や取り組みをお伝えできたらと思います。よろしくお願いします。

 開幕から好調の要因は、試合中のズレが少なくなったことにある。昨年までは修正方法に迷うことがあったが、今年は状態が悪くなってもズレがすぐに察知できる。“この球筋が見えていないからこの練習をしよう”とか、練習から自分でメニューを組み立てられている。試合終盤の4打席目の打率(・429)の高さにつながっているのは、この修正力のおかげかもしれない。

 WBCで極限状態の経験ができたのもシーズンにつながる。甘い球を見逃しても、相手投手の軌道を打席で一呼吸置いて冷静になって次に備えられている。自分は選球眼に自信を持っている。プロで経験値が上がってきたことで、変化球の軌道に柔軟に対応できる技術がついてきたように思う。今は打席の中で相手の球を“いらっしゃい”と思って入れている。メンタル面の余裕が数字につながっている。技術面の成長でいえば、世界トップクラスの大谷さんの打撃を間近で見ることができたことだ。

 実は本大会中に東京ドームの室内で行っていたスタンドティー打撃をこっそり見に行った。一球、一球を丁寧に打っていたことがすごく印象的で、練習時間は意外に短い。大谷さんは自らが思い描く理想の感覚と照らし合わせて、ミスショットをすると意外にも大きくリアクションを取って悔しがっていた。特に自分からアドバイスを求めて話を聞くことはなかった。自分のスイングを理解して確実にスイングで実行する。簡単で難しい打撃で、一番大事なことを見て学んだ。

 ケージの横からフリー打撃を見ていても打ちたい方向が大谷さんだけ違う。東京ドームでは右翼の看板を目指して打っている。フリー打撃でゴロの打球もほとんどなかった。この領域に入らなければ本塁打の量産は難しいと感じた。今年、自分はホーム、ビジター問わず3連戦のうち、最低1日は景色に慣れるために屋外でフリー打撃をして、室内で調整をする時は前からトスをしてもらうフロントティーを今年からコースに投げ分けてもらって、自分の型を意識して練習をしている。

 今はライナー性の打球が持ち味でも今後、角度がついたホームランを量産したい。大谷さんとは違うと言われても、最終的には同じような結果が出るような順序立てはしている。努力を惜しまずにやっていきます。(阪神タイガース外野手)

≪さらにレベルアップの意味込めたタイトル≫

 ○…森下が自身の目標や胸中を語るコラム名は「日々翔華~昇りつめる頂~」に決まった。物事がより高いレベルへ洗練されることなどを意味する「昇華」の「昇」を自身の名前の「翔」に変換した造語に決定。「これからさらにレベルアップしていく意味でもいいと思う」と説明した。4年目を迎えても折り紙付きの勝負強さを発揮し、さらなる飛躍を感じさせる今季。世界トップの選手を目指す若虎にぴったりなタイトルになった。

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