広島ドラ1・平川蓮 盛り塩で右肩清めてフルスイング「かけたらケガしないかなと思って」自身初のマルチ

[ 2026年4月20日 05:05 ]

セ・リーグ   広島0―2DeNA ( 2026年4月19日    マツダ )

<広・D(5)>初回、安打を放つ平川(撮影・椎名 航)
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 広島のドラフト1位・平川蓮外野手(22)が19日、DeNA戦(マツダ)で復帰即「1番・右翼」で先発出場。持ち味の積極打法を貫き、初のマルチ安打を記録した。チームは今季3度目の3連敗で同最多の借金5。苦境の中、期待の新人が今後へ光をともす内容を見せ、再出発を切った。

 19日ぶりの1軍舞台で平川は、持ち味全開のフルスイングで“全快”を印象づけた。初回先頭で石田裕の初球144キロを左前打。早速「H」ランプをともし、復帰を待ち望んでいた鯉党からも温かい拍手が送られた。

 「ファーストストライクから積極的にいくっていうのをしっかりやっているので、それが出せて良かった。体も問題なく動けているので良かった」

 0―2の6回先頭で迎えた第3打席でも、右腕の初球シンカーを中前に運んだ。復帰戦で自身初のマルチ安打を記録。続く7回は2死一、二塁の好機で打席が巡ってきたが、伊勢の変化球を打ち上げて左飛に倒れた。「チャンスで打てなかった。そこはあさって(21日)以降、打てるようにしたい」。悔しさをにじませながら振り返った。

 3月31日ヤクルト戦で守備の際に右肩を負傷した。「右肩肩鎖関節損傷」の診断を受けて戦線離脱。リハビリ期間はウエートトレーニングで下半身の強化に励んだ。「出力が上がっている」とパワーアップを強調。この日は初回の守備で右翼のポジションに就く前にベンチ前の盛り塩を手に取ると、右肩に振りかけて清めた。「塩があったので、かけたらケガしないかなと思って…」。2安打を記録するなど攻守で無事に再出発を切った。

 一方、チームは今季初の零敗で、同初のカード3戦全敗。DeNA戦開幕5連敗は61年以来、65年ぶりだった。また、同戦は昨季から8連敗となり、99年以来、27年ぶりの屈辱。苦しいチーム状況の中、期待のルーキーは起爆剤として期待されている。首脳陣は今後も「1番」で起用していく方針を示しており、新井監督は「雰囲気を変えてくれる選手だと思うし、どんどん明るくやってもらいたい」と背中を押した。

 主力の不調が相次ぎ、若ゴイにのしかかる重圧は大きい。それでも「若手選手が引っ張っていかないといけないと思っている。継続してやっていきたい」と平川。勢い十分の若き切り込み隊長が逆襲へとけん引する。(長谷川 凡記)

《65年ぶり屈辱、DeNA戦開幕5連敗》

 ○…広島は今季初の零敗を喫し、借金は今季最多を更新する5となった。DeNA戦の開幕5連敗は、1953年と61年の6連敗に次いで65年ぶり3度目。昨季9月から同戦8連敗となり、99年の11~18回戦で8連敗して以来、27年ぶりの屈辱だ。

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