2軍移転先どこよりも早く行ってみた!「夢がある」ロッテ君津&「都内から想像より近い」ヤクルト守谷

[ 2026年4月14日 05:00 ]

君津市のロッテ2軍施設の建設予定地
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 どこよりも早く、勝手に行ってみました!施設の老朽化などで2軍本拠地の移転を発表したロッテとヤクルト。ロッテの移転先である千葉県君津市、ヤクルトの移転先の茨城県守谷市に本紙記者が足を運んだ。開場まで1年を切り工事が急ピッチで進んでいるヤクルトに対し、ロッテは見渡す限りの田んぼ!ここから夢の球場の完成へ、地元関係者には今後の取り組みなどを聞いた。(取材・鈴木 勝巳)

 ≪ロッテ・千葉県君津市 30年1月開業予定≫「本当にここでいいのかな…」。君津市のウェブサイトに掲載されていた地図を頼りに、JR君津駅から徒歩で約20分。ロッテの2軍移転予定地とされる場所には、見渡す限りの田んぼが広がっていた。30年1月予定の開業まであと4年弱。本当にゼロから球場を造るのだと実感した。

 東京ドーム3・2個分の約14・8ヘクタールという広大な土地。近所に住む女性に聞くと「ここら辺が全部そうよ」と指さしてくれた。近くにはコンビニエンスストアがぽつんと1軒だけ。春を迎え、田んぼには既に水が引かれて田植えを待っている。秋には稲穂が実るのだと思うと、ここにナイター照明付きの3000人収容のメイン球場、2面のグラウンドに室内練習場、寮などができるのか…とはなかなか想像できない。

 今回の誘致で新設された君津市ボールパーク推進課は「これからが第一歩」と強調する。現在は農地の地権者と用地買収を進めている段階。広いだけに地権者は64人もおり交渉、調整を進めているという。買収を完了し次第、約1年後の27年度にも造成をスタートする。その後に建設工事を開始するスケジュールだ。「全体を都市公園に位置づけ、その中にボールパークがある形」との構想の下、30年1月の開業を目指す。

 2軍とはいえ、おらが町にプロ野球がやってくる。推進課は「単にスタジアムを造るのではなく、町づくりの核になるように。プロスポーツの持つ力、波及効果に期待しています」と力説する。

 映画「フィールド・オブ・ドリームス」では主人公ケビン・コスナーがトウモロコシ畑に野球場を造ると、往年の名選手たちがやってくる。君津市はさしずめ「田んぼからのフィールド・オブ・ドリームス」だろうか。「市民にとって誇りになるような場所に」(同推進課)との願いを込め、ゼロからボールパークを建設する。

 ▽行かれる方へ 所在地は君津市貞元地先でJR君津駅南口から君津中央通り、平内通りを南南西に進み約1・3キロ、徒歩で約20分ほど。君津駅まで東京駅から京葉線快速、または総武線快速と内房線快速を使い約1時間30分。車なら東京湾アクアラインを利用して木更津南ICなどから近い。

 ≪ヤクルト・茨城県守谷市 来年3月開場予定≫ツバメ、ならぬヒバリが鳴いていた。すぐ裏では利根川と鬼怒川が合流。守谷市にあるヤクルト2軍施設の建設現場は荒川の河川敷にある現在の戸田グラウンドとどこか趣が似ている。来年3月の開場まで1年を切り、工事は急ピッチで進行中。基礎工事と同時に寮などの建物が形を現すまでになった。

 秋葉原からつくばエクスプレスの快速で約30分。茨城とはいえ千葉との県境で、思っていたよりずっと近い。ただ、駅からのアクセスは便利とはいえない。タクシーで2500円ほど。市はシャトルバスの運行を計画しており、約300台の駐車場も整備する予定だ。近隣の常磐自動車道・守谷SAにスマートインターチェンジの建設計画があり、車での来場は便利になる。

 市関係者は「茨城にNPBのチームはないし、守谷という名前が全国的に発信されるのは大きい」。ちなみに戸田グラウンドは19年10月に台風19号の影響で「水没」したことがある。今回も大きな川がすぐそばにあるんですが…。ただ、新施設は土手の外側。「築堤工事もして、浸水の被害は想定していない」とのこと。ご安心を。

 ▽行かれる方へ 所在地は守谷市野木崎。最寄りの守谷駅までは秋葉原駅からつくばエクスプレスの快速で約33分。総武線を経由して神宮最寄りの信濃町駅とは約1時間。球場は守谷駅から約6キロの距離にありタクシーで2500円前後。歩いて20分ほどに常総運動公園があり、同公園と守谷駅の間はシャトルバスが運行している。

 ≪日本ハム&中日も近年中に≫各球団の2軍は最近約10年の間に6球団が2軍施設の移転や改修を行っており、ここにロッテとヤクルトも加わる。1950年に現行のセ、パ2リーグ制がスタート。老朽化に加え、設備改修で新たな収入源につなげようとの狙いもある。残る4球団のうち日本ハムは30年をめどに、2軍本拠地を千葉県鎌ケ谷市から1軍と同じ北海道内に移す方針。恵庭、江別、苫小牧の3市が候補になっている。中日も昨年11月にナゴヤ球場からの移転を発表。愛知、岐阜、三重の3県から移転先を公募し、30年代前半に移転の予定だ。

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