【センバツ】大阪桐蔭が春夏合わせて10度目の優勝に王手 吉岡貫介と川本晴大の継投で

[ 2026年3月30日 05:00 ]

第98回選抜高校野球大会第10日 準決勝   大阪桐蔭3―2専大松戸 ( 2026年3月29日    甲子園 )

<大阪桐蔭・専大松戸>5回を抑え、ガッツポーズする大阪桐蔭・吉岡(撮影・五島 佑一郎)  
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 準決勝2試合が行われた。智弁学園(奈良)は中京大中京(愛知)に2―1で競り勝ち、優勝した16年以来10年ぶりの決勝進出。エース・杉本真滉投手(3年)が7安打1失点で完投した。大阪桐蔭は専大松戸(千葉)を3―2で破り、春夏合わせて10度目の優勝に王手。吉岡貫介投手(3年)、川本晴大投手(2年)による継投で逃げ切った。決勝はあす31日(午後0時30分開始)に行われる。

 大阪桐蔭の背番号1の矜持(きょうじ)を大一番で示した。「不安はあったけど、厳しい練習を乗り越えてきた自負があった」。先発の吉岡は、三重との2回戦で4回1/3を7与四球4失点と崩れた。「前回は手投げになっていた」。3日前に見えた課題が決勝への道筋を照らすことになる。

 初回から4イニング連続で得点圏に走者を背負ったように、圧倒できたわけではない。ただし、与四死球は3と自ら崩れなかった。2―1の7回1死二塁からは空振り三振、左飛と我慢強さも取り戻した。「大阪桐蔭のエースとしての重圧を力に変えました」。7回1失点の投球で体現した。

 吉岡の復調により、ともに150キロ前後を投げ込む「左右二枚看板リレー」が決勝を前に完成した。8回から2番手で登板した川本は、出力を制限することなく2回1失点と押し込んだ。この日の最速は吉岡が152キロ、川本が149キロ。今大会初めてそろい踏みした2人で、相手打線を6安打に抑えた。

 川本は1回戦で熊本工を完封するなど今大会で脚光を浴びた。一方の吉岡は「川本の頼もしさ(を感じる)と同時に、個人的には少し悔しかった」。それでも西谷浩一監督は「前回は本来の吉岡ではなかったけど、エースですから」と、信頼は揺らいでいなかった。

 史上8校目の春通算40勝を挙げたチームは、春夏通じて9度決勝に進み、一度も敗れたことがない。智弁学園戦に向け、吉岡は「近畿の高校に負けるわけにはいかない」と気合十分。史上2校目となる春夏10度目の優勝へ、エースの不安は消し飛んだ。 (河合 洋介)

 ◇吉岡 貫介(よしおか・かんすけ)2008年(平20)10月20日生まれ、大阪府大東市出身の17歳。小3からジュニアサンダースで野球を始めて投手と捕手を務める。南郷中では大東畷ボーイズに所属。大阪桐蔭では1年秋に背番号18でベンチ入りし、2年秋から背番号1。甲子園には今大会が初出場。50メートル走6秒3、遠投120メートル。1メートル74、73キロ。右投げ右打ち。

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