フィリーズがエース左腕サンチェスと異例の再契約 “格安契約”を破棄し7年170億円で囲い込み

[ 2026年3月23日 06:53 ]

フィリーズのサンチェス(AP)
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 フィリーズが、エース左腕クリストファー・サンチェス(29)と新たに6年契約で合意した。スポーツ専門局「ESPN」電子版が報じた。契約は2027年から2032年までの6年間で、2033年には球団オプションが付く。2026年の年俸350万ドルを含めると総額は7年総額1億700万ドル(約170億円)となり、さらに1300万ドル以上の出来高ボーナスも盛り込まれている。

 この契約の驚きは、サンチェスがフィリーズと結んだ4年総額2350万ドルの延長契約の、まだ2年目に入る段階である点だ。その契約には球団オプションが2年分付いており、すべて行使された場合でも今後5年間の総額は最大4700万ドルにとどまっていた。つまり今回の契約は、サンチェスの34歳と35歳のシーズンに対して実質6000万ドルを上積みする形となり、36歳シーズンには金額未公表の球団オプションが付く。前契約はサンチェスをリーグ屈指の“お買い得選手”にしていたが、今回の再契約によって、球団は30代半ばまでより好条件で長期的に確保する道を選んだことになる。

 サンチェスはこの2シーズンでフィリーズの先発ローテーションの中核へと成長し、リーグ屈指の先発投手の一人となった。昨季は32試合に先発して13勝5敗、防御率2.50、自己最多の212奪三振を記録。ナ・リーグのサイ・ヤング賞投票ではポール・スキーンズに次ぐ2位に入った。

 通算では5年間で30勝21敗。特に本拠地では圧倒的な投球を見せ、2025年は防御率1.94、被打率.200を記録し、シチズンズ・バンク・パークでの15先発のうち14試合で2失点以下に抑えた。さらに耐久性にも優れ、過去2シーズンで計63試合に先発登板。直近3年間ではポストシーズンでも4試合に先発し、防御率2.79をマークしている。

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