【侍ジャパン】佐藤輝明「集中していきました」 阪神野手史上初となるWBC決勝Tでの打点

[ 2026年3月16日 05:00 ]

第6回WBC決勝ラウンド準々決勝   日本5―8ベネズエラ ( 2026年3月14日    マイアミ )

<日本・ベネズエラ>3回、佐藤輝は同点二塁打を放つ(撮影・沢田 明徳)  
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 ベネズエラの作戦は想定済みだったからこそ、佐藤輝は冷静だった。前を打つ大谷が申告敬遠されて迎えた1点ビハインドの3回1死一、二塁の第2打席。フルカウントからの6球目、内角に来たスライダーを仕留めた。

 「相手からしたら当然。(日本代表に)大谷さん以上にいいバッターはいない。集中していきました。一本出たのは良かった」
 強烈なラインドライブがかかった打球は右翼線を破る一時同点の適時二塁打。この一撃は、阪神野手では史上初となるWBC決勝トーナメントでの打点になった。不振の近藤に代わり「2番・右翼」で先発。大谷の後ろを打つ重圧をみじんも感じさせることはなかった。二、三塁の好機で、次打者の森下も3ランで続いた。

 「僕ら以上に向こうの打線が上回ったということ。もっと打ちたかったですけど、ベネズエラが強かった」

 以降の打席は空振り三振、遊ゴロに倒れ、ゲームセットの瞬間はグラウンドで狂喜乱舞する相手をじっと見つめた。それでも、大谷と鈴木のメジャー組に挟まれるラインアップで昨季40本塁打、102打点の2冠王は堂々と大役を務めた。

 「本当に勝ちたかったので悔しい気持ちですけど楽しめました」

 米スポーツ専門局「ESPN」が今オフにポスティングで移籍する可能性がある選手として伊藤大海とともに名前を挙げるなど日増しに注目度が高まっていた。そんな中、本職の三塁のみならず右翼守備も軽快にこなし、自身初めてのWBCで「SATO」の名を世界中に知らしめた。

 「(WBCは普段とは)違う野球でしたね。肌で感じられたのは、一つ大きな経験。(今後に)つなげていかなくちゃいけないと思う」。その表情に悔しさがにじんでいても、国際大会で得た学びを必ず今後に生かす。(石崎 祥平)

 ○…佐藤輝がベネズエラ戦の3回に適時二塁打、続く森下が3ラン本塁打を放った。佐藤輝の打点、森下の本塁打はそれぞれ、阪神野手によるWBC決勝トーナメント(第4回大会までは準決勝以降、第5回大会以降は準々決勝以降)および米国開催の試合での初打点、初本塁打となった。過去WBCで阪神野手の打点、本塁打はいずれも、13年鳥谷の2次ラウンド・オランダ戦(東京ドーム)初回先頭打者本塁打による1点のみだった。

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