【WBC】ドミニカ指揮官「どちらが勝ってもおかしくなかった」4強敗退も淡々“疑惑の1球”批判せず

[ 2026年3月16日 14:26 ]

第6回WBC決勝ラウンド 準決勝   ドミニカ共和国1─2米国 ( 2026年3月15日    米フロリダ州マイアミ )

WBC準決勝<ドミニカ共和国・米国>記者の質問に答えるプホルス監督(撮影・木村 揚輔)
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 ドミニカ共和国は15日(日本時間16日)、第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝で米国と対戦。自慢の強力打線がふるわず1点にとどまり、準決勝で姿を消した。

 2回にカミネロが相手先発で昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞の“怪物右腕”スキーンズから先制ソロ。この一発が大会通算15本塁打となり、09年のメキシコを抜いて、1大会の最多本塁打記録を樹立した。

 ただ、4回2死満塁でウェルズが左飛に倒れると、5回1死一、二塁ではソトが遊ゴロ併殺。7回1死一、三塁からはタティス、マルテが2者連続三振に倒れるなど、あと1本が出ず、結局、カミネロの一発による1点にとどまった。

 1─2の9回も2死三塁と一打同点のチャンスをつくったが、最後はペルドモが見逃し三振。フルカウントからの8球目、相手守護神・ミラーの低めスライダーを見送ったが、球審はストライクのコール。ペルドモがまさかのストライク判定に頭を抱えると、ベンチにいたゲレロやソトも両手を突き上げ、納得いかないジェスチャーを見せたが、そのままゲームセットとなった。

 8回にもソトの打席で1ボール2ストライクからの4球目が低かったように見えたが、球審がストライク判定で見逃し三振に倒れるなど“疑惑”の判定が続いた。

 試合後、プホルス監督は「私はあの最後の一球のことに焦点を当てるつもりはない」とゲームセットとなった“疑惑の1球”について批判を避け「今日は偉大な2チーム同士の大きな試合だったし、このクラシックで我々を代表して戦ってくれた選手たちを本当に誇りに思っている。今回も我々は祖国を代表し、このクラシックの舞台で国旗を掲げ、ドミニカとしての足跡を残した。国民はこの選手たちを誇りに思うべきだ」と国を背負って戦った選手達を称えるべきとした。

 その上で息詰まる熱戦を演じた両軍に「素晴らしい試合で、どちらが勝ってもおかしくなかった。今回はアメリカが勝った、それだけだ」と賛辞の言葉を並べた。

 敗因については「何かが失敗したとは思っていない」ときっぱり。「相手が2本のいいスイングをして、2本のホームランを打った。それで2対1になったというだけだ」とした。そして、あと1本が出なかった自軍の打線についても「いい打席は多かったが、それが野球というものだ。今日は我々の勝利ではなかった。誰かが笑顔で帰り、誰かが涙を流して帰る。それがスポーツだ」と言い切った。

 だからこそ「“あの場面でこうすればよかった”と考える必要はない。すべては問題なかった。これは若い選手たちにとっても大きな経験になるだろう」と経験を糧に胸を張って自分の所属チームに戻ってほしいと語った。

 米国は右翼手・ジャッジが好返球で走者のタティスを刺すと、ドミニカ共和国もロドリゲスがジャッジの本塁打性の打球をフェンスにぶつかりながらジャンピングキャッチ。両軍に好プレーが連発し「世界中の人が、両チームに野球界でも屈指の選手たちがいるのを見たと思う。それがこの大会の素晴らしいところだ」と振り返り「(第1回の)2006年から20年経って、ファンがどれほど、この大会を楽しみ、熱中しているかを見るのは本当に素晴らしいことだ。次の大会まで3年待たなければならないのは残念だが、素晴らしい大会だ」とWBCが世界中の野球ファンにとって楽しみな大会に成長したと目を細めた。

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