WBC米国代表“史上最強”始動 “キャプテン・アメリカ”ジャッジ「俺たちはやり遂げる」

[ 2026年3月4日 05:20 ]

守備練習するWBC米国代表のジャッジ(手前)
Photo By 共同

 WBC米国代表が2日(日本時間3日)、アリゾナ州フェニックスで初練習を行った。初出場でキャプテンを務めるヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)は、選手やスタッフを前にしたミーティングで、熱い言葉で結束を呼びかけた。17年の第4回大会以来、9年2大会ぶりの優勝へ向けて、投打ともに史上最高のメンバーがそろったと呼び声が高い。

 MVP3度のジャッジでも、興奮を隠せなかった。自らキャプテンに就任し、先頭に立ってリクルートも行い、投打とも豪華メンバーが集結した。始動日の初ミーティング、“キャプテン・アメリカ”が熱く語りかけた。

 「俺たちは今、劣勢に立たされている。こんな時こそ、互いに支え合うんだ。持てる全てをここに懸ける。それができれば、金メダルを持ち帰られる。断言する、俺たちはやり遂げられるんだ」

 前回23年大会では、決勝で日本に敗れた。リベンジに燃える大国のプライドに火を付けるべく、強い言葉で訴えかけた。「残してきた家族のために、国の名誉のために犠牲を払う。仲間たちのために自分をささげるんだ」とチームとしての結束を強く求めた。

 「部屋全体が“存在感”であふれていた。コーチ陣も凄い。球史に残る者たちが一堂に会している」。ミーティングを振り返る様子も高揚感にあふれていた。「USA」と刺しゅうされたユニホームに袖を通し「胸が熱くなった」と明かした。折しも、米軍とイスラエル軍によるイランへの攻撃が始まったばかり。「世界では多くのおかしなことが起きている。家族がいて友人に囲まれ、ここに来ればプレーできることに感謝している」とかみ締めるようだった。

 投手はブルペンで投球を行い、野手は内外野の連係守備などを確認した後、フリー打撃で快音を連発させた。昨年のナ・リーグのサイ・ヤング賞投手のスキーンズは、学生時代に空軍士官学校に通っていた。2大会連続で指揮を執るマーク・デローサ監督は「スキーンズは“自由を守る全ての軍人のために成し遂げよう”と話していた。国を代表することには特別な何かがある」と明かした。ミラノ・コルティナ五輪ではアイスホッケーの米国代表が男女ともに激戦の末に優勝。チームの士気はかつてないほど高まっている。

 指揮官は侍ジャパンについて「大きな敬意を持っている。(前回決勝の)あの夜は野球界全体の勝利だった」と振り返った。侍ジャパンが勝ち進めば、対戦する可能性があるのは決勝のみ。最強の野球大国の歩みが、力強く鼓動し始めた。

 

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