【侍ジャパン】壮行試合で「国際ゾーン」体感 2安打零敗も収穫 高橋宏は逆手に取り2回無安打無失点

[ 2026年2月24日 05:00 ]

「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026」壮行試合   侍ジャパン0―4ソフトバンク ( 2026年2月23日    サンマリン宮崎 )

<ソフトバンク・日本>4回、登板する高橋宏(撮影・平嶋 理子)
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 3月のWBCで連覇を目指す侍ジャパンは23日、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026」壮行試合・ソフトバンク戦に臨み、日米で異なるストライクゾーンを確認した。WBCは大リーグ機構(MLB)から審判員が多く派遣される中、本番を想定してMLB審判員が球審を担当。「国際ゾーン」を確認しながら、傾向と対策を分析した。試合は0―4で敗れたが、収穫が詰まった一戦となった。

 メジャーでは球団が球審の特徴を記した「ヒートマップ」をつくるのが一般的。ストライクゾーンは日米で偏りがある。アドバイザーを務めるダルビッシュは「人それぞれ癖もあるし、審判のヒートマップもあるので確認すれば問題ない」と言った。

 壮行試合2試合は、本番を想定してMLBの審判員が球審を務めた。前日に続き、ベンチには審判員のストライクゾーンの傾向を示した「ヒートマップ」が準備された。井端監督は「傾向は見た。昨日の審判は横(のストライクゾーン)は狭かったけど、今日は比較的取っていた」。分析班からは「日本の審判員より高めは取る、低めは取らない傾向がある」と助言を受けており、日本より広いと言われる高めのストライクゾーンを確認した。

 高橋宏は「最大限自分でも生かせる」と逆手に取って、2回無安打無失点。4回には今宮への初球に内角高め154キロ直球を投げ込んだ。ストライクが宣告されると、今宮が驚いたような表情を見せた。本番に向け「国際ゾーン」を確認できた。一方で、事前の情報通り、低めは狭かった。2回2安打無失点の隅田は「低めは(ストライクを)取ってもらえない。日本人は無意識に低めを狙ってしまうので気をつける」と意識改革もできた。

 打者陣も資料に目を通していた。森下は「審判ごとに変わってくる。いち早く見極めていきたい」。打線は森下とサポートメンバーの中山の2安打で零敗。日本代表の2安打は16年ぶりでプロが参加するようになった99年以降最少タイだったが、井端監督は「心配していない」と強調した。世界一連覇へ、ストライクゾーンの違いを確認した指揮官は「(ストライクゾーンは)人によって違う。高めをどう使うか。キャッチャーが把握をしていくことが大事」と本番に向け、準備を進めた。(神田 佑)

 《投打でピッチクロック違反宣告》前日はなかったピッチクロック違反が投打で1度ずつあった。佐藤輝が初回、残り8秒になるまでに打撃準備を整えられずストライクを取られた。この日はタイマーをあえて見ずに通常のルーティンを行い「ちょっと、ゆっくりしすぎた」と体に染みこませた。守備では投手がスムーズに打者に向かえるように内野手のボール回しをなくしたが、残り9秒以降にボール交換を要求した高橋宏が1ボールを宣告された。

 ▼吉見投手コーチ(投手陣は)昨日と今日の審判員の特徴を意見交換しながら投げてくれたかなと思う。

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