広島・辰見鴻之介 “チーム最軽量”がでっかいプロ1号で開幕1軍アピール 楽天から現役ドラフトで加入

[ 2026年2月23日 05:05 ]

オープン戦   広島7―1日本ハム ( 2026年2月22日    名護 )

<オープン戦 日・広>8回、2ランを放つ辰見(撮影・高橋 茂夫)
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 広島・辰見鴻之介内野手(25)が22日、日本ハムとのオープン戦(名護)に「8番・左翼」で先発出場し、本塁打と好守で思い切りの良さを示した。8回、第4打席に逆風を切り裂く左越え2ラン。楽天から現役ドラフトで移籍し、内外野をこなすユーティリティープレーヤーがプロ初本塁打で存在感を示した。2回には左翼守備で好守を見せるなど目標の開幕1軍入りへアピールした。

 辰見は初本塁打の余韻を感じることなく、ダイヤモンドを一周した。50メートル走5秒7の俊足が持ち味で、いつもは全力疾走でベースを駆け抜けているからこそ、落ち着かなかった。8回2死二塁で迎えた第4打席。カウント1ボールから杉浦の甘く入ったフォークを強振すると、打球は逆風を切り裂いて左翼ポール際へ吸い込まれた。

 「ゆっくり走ることがないので、ちょっとぎこちなかった。初めてホームラン打てたのでうれしかった。うまく打てたとは思ったが、まさか入るとは思わなかった」

 昨季まで3年在籍した楽天では1、2軍通じて本塁打はなかった。西南学院大2年秋以来となる一撃に、戸惑いながらも、喜びの感情がわき立った。

 球団公式プロフィルでは、身長1メートル76、67キロでチーム2番目の軽量だが、試合後の取材で「(今の体重は)65、66キロとかです」と明かし、前川と並んでチーム最軽量であることが判明。価値あるでっかい一発に、新井監督は「びっくりした」とベンチで頭を抱えて驚いていたが、「実戦で映える選手。パンチがないと、あの逆風の中で本塁打にならないから」と評価した。

 左翼守備でも魅せた。2回2死から上川畑のライナーに前進してダイビングキャッチ。今春対外試合で既に中堅、右翼、遊撃、左翼を守っているように、この日もユーティリティー性を存分に発揮した。「どういう打球が来るかを予測しながらできたので良かった」とうなずいた。

 趣味は読書。今キャンプ直前にも小説3冊を購入して持参した。「僕はすぐ考え込むタイプなので、本を読んで頭と心をリフレッシュしている」。練習後の読書を日課とし、一人の時間で心を整えているという。「明日もしっかりいい準備をして、全力を出し切りたい」。開幕1軍に向けてまだまだ勝負は続くが、新天地で背番号69の輝きは着実に増している。 (長谷川 凡記)

 ◇辰見 鴻之介(たつみ・こうのすけ)2000年(平12)11月24日生まれ、福岡県出身の25歳。香住丘では甲子園出場なし。西南学院大を経て22年育成ドラフト1位で楽天入り。23年7月に支配下選手へ昇格、24年オフに育成契約となり、25年7月に再昇格。25年はイースタン・リーグ最多の31盗塁。25年オフの現役ドラフトで広島移籍。1メートル76、67キロ。右投げ右打ち。

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