ソフトバンク・上茶谷大河「春はこれからだ」剛腕復活へ紅白戦で2回完全!先発ローテ入りへ猛アピール

[ 2026年2月16日 06:00 ]

紅白戦で登板した上茶谷  (撮影・成瀬 徹)
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 ソフトバンクの上茶谷大河投手(29)が15日、春季宮崎キャンプの紅白戦に白組の先発で登板し、2回パーフェクトの好投を見せた。最速147キロの直球を主体に計32球で打者を圧倒し、開幕ローテーション入りをアピールした。現役ドラフトで移籍2年目の右腕は覚悟を持って8キロの減量に成功。小久保裕紀監督(54)は生命線である内角への制球を称え、先発候補として評価した。

 打者6人を完璧に封じた。白組の先発・上茶谷が申し分ないアピールを見せた。「抑えられたけど、仕上がりはまだまだだ。春はこれからだ」と言い残して帰りのバスに乗り込んだ。

 真っ向勝負を貫いた。2回の先頭・正木にカウント1―1から直球で内角を突き、最後は145キロの直球で一ゴロに料理。続くルーキーの高橋(JR東日本)は2球で追い込むと、144キロ直球で見逃しの3球三振。最後の渡辺は146キロ直球で左飛に斬った。「コントロール良く、うまく投げられたかもしれないし、投げられなかったかもしれず」と軽くボケつつ話したが、指揮官の評価は爆上がりだ。小久保監督は「カミチャは今年ずっと良くて、今日も結果出した。体を絞っても出力が落ちてなくて。味方へのインサイド要求に応え、そこに投げられていた。紅白戦であそこは自信がないと投げられない。インサイドの制球は彼の武器で(投球を)左右するところ。そこがきっちりと投げられていた。(先発枠入りへ)十分チャンスあると思う」と高評価した。

 剛腕復活の兆しを見せている。この日の最速は147キロ。初の実戦形式となった11日のライブBPでは同148キロをマークした。現役ドラフトでの移籍2年目。昨年は2月に右肘のクリーニング手術を受けて、1軍初登板は8月末だった。8試合は全て中継ぎだったが、オフに先発転向を告げられて準備を進めてきた。投げ込みを行うとともに、自らの体とも向き合った。「ひたすらのグルテンフリーですね。8キロ落ちました」。スイーツやパンなどの誘惑にも我慢を貫いた。

 DeNA時代の先輩で慕っていた宮崎に期待を込めて名付けられた異名は「覚悟」と書いて「おぼえ・さとる」と読む。「おぼえ的にはまだまだですし、さとる的にもこれからです」。言葉の意味を理解するのは難しいが、30歳シーズンに覚悟を持って臨んでいるのは確かだ。

 選手のものまねを得意とし、14日のバレンタインデーのイベントではMCを任された陽気なキャラクター。ファンサービスだけでなく、本職でも今年はやる。これぞ上茶谷という姿をマウンドで示した。 (井上 満夫)

≪現役ドラフト加入選手アラカルト≫
 ☆第1回(22年) 日本ハムから古川侑利投手を獲得。23年は9試合に登板。24年に戦力外通知を受け、同年限りで現役引退を表明

 ☆第2回(23年) 日本ハムから長谷川威展投手を獲得。24年は32試合登板で4勝0敗6ホールドと活躍。25年に左肘手術を受け、同年オフに育成選手として再契約を結ぶ

 ☆第3回(24年) DeNAから上茶谷大河投手を獲得。25年は2月に右肘手術を受けて出遅れ、8月に1軍で初登板。同年は計8試合登板

 ☆第5回(25年) ロッテから中村稔弥を獲得。今春キャンプでは15日の紅白戦で2回無失点と好投するなど、開幕1軍をアピール中

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