阪神・坂本誠志郎インタビュー(2)WBCへ「今回は勝てばいい」大谷に投げろと「言ってみようかな」
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阪神・坂本誠志郎捕手(32)が、3月に控える第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向けて、合同インタビューで意気込みを語った。14日からの侍ジャパン事前合宿に備え、13日にキャンプ地の宜野座で自主練習を行った後、宮崎入り。自主トレで師事してきたヤクルトの中村悠平捕手(35)とともに臨む世界の舞台で、「胴上げ捕手」になることを誓った。
【(1)からの続き】
――捕手として準備で一番大変なことは。
「ピッチコム(サイン伝達機器)は先に送ってもらったりしているので、そういう準備は少しずつできています。でも実際は宮崎に行ってから、チームのデータとか詳しいものをどんどん入れてもらって(練習を)するようになる」
――短期決戦で違う部分を出していくことへの不安は。
「今回に関しては勝てばいい。どんなことしてでも、相手より1点上回って、という勝負の仕方になる。CSとか日本シリーズのような野球の仕方の、さらに上なのかどうか分からないですけど、詰めた野球を最初からやっていかないといけない。難しいことかもしれないけど、それができると思って呼んでいただいてると思う。中村さんと若月くんと、いろんなコミュニケーションを取って…。みんな自分が出て貢献したい思いはあると思いますけど、出なかったとしても何かチームに貢献して一つの試合に勝つ。そういう思いを持ってやっていけば、勝ちにつながっていくんじゃないかな」
――勝負師としてのワクワク感はある?
「いつもより難しい決断をしないといけない可能性も十分あると思います。でも、だからと言っていつもと違うことをするというわけでもない。超一流同士がぶつかり合うのを間近で、そして自分の思いを入れながら野球ができるというのは、終わってみて楽しかったとか、良かったとか言えたらいいと思います。試合の時はそんな感覚はないと思います。いろんな難しいこととかを考えて、頭が多分パンパンになる。今の表面的に言える楽しみやワクワクとかより、最後に面白かったというものの方が絶対に大きいものが返ってくると思う」
――井端監督のしたい野球のイメージは。
「選ばれている選手を見たら大体、分かると思いますね。選ばれている選手がその意図をどうくみ取って野球をするのか。日本の野球に関しては凄く重要。あまり情報は出さないようにしておきます」
――ボールへの対応は。
「若干、違和感はありますけど、慣れてきたというのも正直あります。ボールの動きが大きくなる感覚はあるので投げる時も少し気にしたりはします」
――恩師の一人である元明大監督の善波達也氏は、投手の特徴をチェックしていると言っていた。
「セ・リーグで対戦している投手は、どう抑えられているかも自分で感じていますし、もちろんイメージがあります。パ・リーグの投手も、曽谷はこの前(昨年11月の強化試合で)、球を捕りました。伊藤大海は(伏見)寅威さんに話を聞いたり、こんな感じだったとか。北山君も(昨年11月の)合宿にいたし、寅威さんにこの前少し話を聞いて情報をもらいました。種市は自主トレに松川が来たから特徴を聞きました。種市も交流戦で打席に立っていて、その時に感じた印象もある。普通にちゃんと投げられたら日本の投手はみんな抑えられると思う。打者の反応を見たり、データとかを使いながら一番ベストな選択をしながらやっていければいいと思います」
――組み立ては実際に投手と会ってから?
「どんなふうに思っているかをまず聞きたい。“僕はこういうふうにできると思うけど、どう?だったらこっちの方が良いです”とか。僕はこっちの方が良いと思うけど、(投手が)投げやすいのはどっちなのか。投げにくいかもしれないけど、そっち(投げにくい方)にいかないと勝負にならないということもある。ブルペンで確認したり、話したりする感じになると思う。最初に話す時に全く知らないより、知っていることや自分が感じていることを伝えてあげられた方が、投手からしたら“この人はそんなことを分かっているんだ”と思ってもらうだけで、会話の中身や膨らみ方が違うと思う。初めての投手もいますが、自分の中でいろいろなことを積み上げておいて、いきなり1からじゃなく2や3から始まって、試合の中でバッテリーとして抑えていきたいという感覚はあります」
――大谷とバッテリーは実現しないが、同じチームで戦う。
「投げないんですよね?でも、中村さんが“投げろって言おうかな”と言っていたので、僕も乗っかって言ってみようかなって思っているんですけど(笑い)」
――ブルペンで捕る可能性はゼロじゃない。
「そうですね。ブルペンとか、もしかしたらライブBP(実戦形式の打撃練習)的なことをするかもしれないので、シーズンでドジャースの選手として戦う上ではいろんな準備を侍にいながらもやると思う。そういった中で捕ってみたいとか、どんな球なのかというのは凄い興味はありますね」
――アメリカの球場も楽しみの一つ。
「そうですね。雰囲気も違うこともあるだろうし、楽しみは楽しみですけど、最初だけでしょうね。あとは始まっちゃえば、その場で生きている野球のことしか見ていないと思いますね」
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