ブルージェイズ指揮官が語った岡本和真 岡本が話した第一印象に「あまり怖いと言われてなければいいけど」

[ 2026年2月15日 04:13 ]

取材対応するブルージェイズのシュナイダー監督(撮影・杉浦大介通信員)
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 ブルージェイズの岡本和真内野手(29)が14日(日本時間同日深夜)にフロリダ州ダンイーデンのキャンプ施設で初練習を行った。

 打撃ケージに入り、クリケットバット、さらにバットに持ち替えてティー打撃を行うなど体を動かした。巨人時代に登場曲として使用していたサザンオールスターズの「希望の轍」も流された。キャッチボールはネーサン・ルークスと行い、三塁の位置で守備練習もこなした。一塁にはゲレロが入り、軽めながら送球する場面もあった。

 ジョン・シュナイダー監督は、期待の新戦力について、報道陣の質問に応えた。主なやりとりは以下の通り。

 ――短い時間とはいえ、岡本と話をしてきた中で、彼の性格やオフの様子について何かつかめたか?
 「やっぱり初日はいつも大変だ。これまでも何度かZoomで話はしてきた。もちろん通訳を通してではあるけれど、かなりおおらかで、楽しむことが好きなタイプに見える。今朝ここに来たときの様子からも、それはすぐに感じ取れたよ。物事への向き合い方というかね。できるだけ一緒に深く取り組んでいくのが本当に楽しみだし、もっと彼のことを知っていきたいと思っている」

 ――岡本について。三塁でどんなプレーを見たいか?
 「日本とこちらで試合がどう違うかという点だ。守備位置の深さ、試合のスピード、打者が一塁までどれくらい速く走るか、三塁に来る打球がもう少し強くなる可能性があることなど、いくつかこちらから伝えていることがある。だから春季キャンプではそのあたりを見たいと思っている。カルロス・フェブレス三塁コーチは、すでに彼に対してかなりしっかりしたプランを持っている。もし彼がショートでノックを受けているのを見ても、ショートで使うという意味ではない。守備範囲を広げるため、少し深い位置でプレーするためのものだし、動きの確認の意味もある。一塁もそうだ。映像だけでは分からないことが多いからね。彼が何を心地よいと感じるのかを見たいし、その上で我々が良いと思うものも取り入れていきたい」

 ――チャップマンのように深い位置で三塁を守れるだけの肩はあるか?
 「そこまで深くかどうかは分からないが、これまでより少し後ろで守るには十分な肩の強さがあると思っている。いくつかの試合を見ると、打球がかなり速く来ていて、あちらは人工芝も多いから、ワンバウンド送球になっているプレーもある。でもこちらではそこまで急がなくてもいい場面もあると思う。彼の肩は十分に実用的で、もう少し深く守れると感じている」

 ――オフフィールドについて。菊池は(ブルージェイズ入り前に)シアトルでの経験があったが、岡本は北米への適応という形になる。山口俊のときなどを踏まえ、球団として何か取り組んでいることは?
 「5、6年前と比べれば、リソースは確実に良くなっているし、こちらへ来る際の移行についての知識も深まっている。菊池雄星が在籍していたことも、一つの青写真になっている。ただ、やはり大きな変化だよ。リーグだけでなく、生活全体に関わることだし、家族にとっても同じだ。だから一緒に進めていくし、できるだけスムーズにいくようにしたい。ここへ来るというのは、自分がこれまで知ってきたすべて、人生ずっとやってきたことを離れるということだからね。我々もいろいろなアイデアを持っているし、一緒にやっていきたいと思っている」

 ――その点ではサポートスタッフにも多く頼るのか?
 「その通りだ。来る前にも彼に伝えたが、毎日座って話をしたいと思っている。今日どう感じたか、良かったこと、悪かったこと、普通に感じたこと、体の状態など、そういうことを確認したい。多くの人の力を借りることになるし、言語や通訳も大きな要素だ。でも毎日一緒に取り組んで、彼が必要なものを確実に得られるようにしたい」

 ――海外から来た選手がメジャーで直面する課題について、どんなことがあると見聞きしているか?
 「まず対戦する投手をほとんど知らないということだ。ゲームプランを立てること、投手の傾向を把握すること、どう攻められるかを理解すること。それが日本での攻められ方と違う可能性もある。それが一番大きい。あとは試合のスピードだ。ただ今は業界全体として情報もデータもずっと増えているし、メジャーの試合と結びつけやすいものも多い。だからこそ彼の打撃プロフィールには特に期待している。とはいえ、メジャーに来て数年プレーしていれば、どう攻められるかを理解できるようになるが、彼はそこからのスタートになる。だからシーズンに入れば多少の適応期間はあると思う。ただ、自分の強みをよく理解していて、そこにうまく寄せていこうとしているように見える」

 ――会見で岡本は、最初あなたの顔が怖いと思ったと言っていたが、対面してどうだったか(笑)
 「そのあとZoomでも同じことを言われたよ。それが本当に面白くてね。会話しているとき、私はこんな感じで話していたんだが、テレビで見て怖そうに見えたと言われた。良いのか悪いのか分からないな、と思ったよ。実際に会ったときは大きなハグをした。前にその話で少し冗談を言い合っていたからね。すぐに私はそんなに怖くないし、楽しむのが好きだと分かると思う。彼もそうだと思う。それが私の印象だ。私が笑っているときは、だいたい彼も一緒に笑っている。会見の日に背番号7を選んだ理由を聞いたら、ラッキーナンバーだからと言った。そのあとにChatGPTがそう言ったから、と冗談を付け加えたんだ。いい笑いになったよ。あまり怖いと思われていなければいいがね。怒鳴る必要がないといいが、たぶんそんなことはないだろう。とにかく、ようやくここに来てくれてうれしい」

 ――岡本とサンチェスの打者タイプについて。バントやヒットエンドランをさせるタイプか、それとも打たせるタイプか?
 「私としては、あの二人にはあまり細かく手を加えたくない。どちらも打球が非常に強い。バットを操作させるようなことは望んでいない。それは他の選手に任せる部分だ。彼らにはとにかく強く打ってほしい。それがサンチェスに最初に伝えたメッセージだし、岡本はキャリアを通じてずっとそれをやってきた。リスクとリターンはあると思うが、ポプキンス打撃コーチも二人の取り組み方や体の使い方、スイング、自己認識の高さに非常に前向きだ。現時点でバントやヒットエンドランのサインを出す姿はあまり想像できない。とにかく強い打球を打ってほしい」

 ――岡本はビザの問題で数日遅れたが、調整期間は十分か?
 「本人と話す限りでは、ごく普通のオフの調整をしてきている。WBCもあってカウントダウンのような部分もあったが、チームメートや練習環境に慣れることが大事だ。毎日体の状態を確認しながら進めていく。正式なレポート日は月曜だし、彼は日本で必要なことはすべてやってきている。これからも様子を見ながら進めていく。毎日彼を見るのが本当に楽しみだ」

 ――岡本は3月1日にWBCのために離脱するのか?
 「いや、それより少し早いと思う。たしか27日か28日だったはずだ」

 ――通常より早めに試合に出すつもりか?
 「その通り。今のところ、(オープン戦初戦の21日には出場させたいと思っている。それが現時点でのプランだ。メディカルスタッフとも話し合っているし、WBCに行く選手たちについては、出発前に4試合か5試合は出場させたいと考えている。来週はカズとも毎日、コンディションがどうか確認していく。もし本人の側から何か懸念があれば、その都度もちろん調整する」

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