【単独インタビュー】広島 先発に転向する栗林良吏「負けない投手になりたい」

[ 2026年2月14日 05:45 ]

広島・栗林
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 広島・栗林良吏投手(29)が、きょう14日からの沖縄2次キャンプを前に、本紙の単独インタビューに応じた。今季から先発に転向する右腕は、新境地開拓に向けての新たな取り組みや、意識の変化などを明かした。また、13年の楽天時代に24勝0敗1セーブの成績を残した巨人・田中将大投手(37)のような「負けない投手」を先発の理想像に掲げ、今季の活躍を期した。 (聞き手・長谷川 凡記)

 ――横一線で競争の今キャンプ。どんな心境で迎えたのか。
 「例年より気合が入っている」

 ――6日には腰の張りを訴えたが、ここまでの仕上がりは。
 「トレーナーさんに協力してもらって早く復帰できたが、本当にもったいないと思ったので、遅れを取り返せるようにここから頑張りたい」

 ――先発転向で意識して取り組んでいることは。
 「一番はブルペンの球数。あとはテンポを上げることは意識している。第1クールから100球投げられたのは良かった。沖縄に入って、もっと暖かくなってくると思うので、球数を増やして出力も上げていきたい」

 ――オフからどういうプランで進めてきたのか。
 「トレーナーさんとも話をして、投げる時間を長くしないといけないのと、投げる力が必要だとなった。トレーニング自体は先発もリリーフも変わらないが、投げる時間は変わったと思う」

 ――今キャンプではスライダーにも挑戦している。
 「全く練習するつもりもなかったが、大学の時には投げていたので、キャッチボール程度で投げて、投げた時に打者はどんな反応をするのかなと思って投げ始めた。スライダーを投げて、他の球種が良くならないのなら必要ないのかなと思う。まずは持っている球種の精度を上げたい」

 ――先発になって組み立て方を変えようという考えはある?
 「ない。先発は相手が苦手なところに投げればいいという訳ではない。リリーフは1打席勝負になるので、相手の弱点を突いて抑えるというスタイルだが、先発はそれだけでは打たれることもある。データも見ながら、結果的には配球も変わるかもしれないが、捕手とコミュニケーションを取りながら、自分のスタイルを確立していきたい」

 ――練習の中で、先発の魅力をどういうところに感じているか。
 「よく考えるようになった。打者のこともそうですし、自分が苦手なことも、投球一つにしてもイメージしながらやっている。リリーフの時はとにかく強い球を投げようと思ってブルペンにも入っていた。今年はブルペンでもコースをしっかり狙ってやっている」

 ――先発としての理想像は。
 「田中将大(現巨人)さんが13年にやったみたいに、シーズン無敗というのが一番の理想。なかなかそううまくはいかないとは思いますけど、理想だけを言えば負けない投手になりたい」

 ――周囲に助言を求めることもある。
 「大地(大瀬良)さんとは、先発は1人の打者と3打席ぐらい対戦するので、1試合を通しての配球面の話をした。調整の仕方を含めて見て学ぶだけでなく、聞いて学んでいきたい」

 ――沖縄では実戦も入ってくる。
 「準備をしっかりして、ケガをしないことが一番大事だと思うので、言われたところで投げられる準備をしていきたい」

 ――今季はどんなシーズンにしたいか。
 「とにかくチームの優勝に貢献したい。そのためには自分がしっかり結果を出さないといけないので、頑張りたい」

 ◇栗林 良吏(くりばやし・りょうじ)1996年(平8)7月9日生まれ、愛知県出身の29歳。愛知黎明では2年秋から本格的に投手を始める。甲子園出場なし。名城大、トヨタ自動車を経て20年ドラフト1位で広島入団。21年は開幕から22試合連続無失点、20試合連続セーブを含む新人最多記録の37セーブをマーク。24年5月に通算100セーブ到達。1メートル77、88キロ。右投げ右打ち。

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