ドジャース・大谷 登板は“ぶっつけ本番”でレギュラーシーズンへ WBCも実戦でも登板せず

[ 2026年2月14日 01:30 ]

キャッチボールする大谷(撮影・須田 麻祐子)
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 再び前例のない投手調整が始まる。ドジャースデーブ・ロバーツ監督(53)は12日(日本時間13日)、3年ぶりに二刀流で開幕を迎える大谷翔平投手(31)が、3月のWBCに臨む侍ジャパン合流前にオープン戦に登板する予定はないと明言した。マイナー登板なしで6月に投手復帰した25年と同様に、ほぼ“ぶっつけ本番”でレギュラーシーズンに臨む可能性が浮上した。

 迷わず言い切った。アリゾナ州スコッツデールのリゾートホテルで行われた「メディアデー」。ロバーツ監督は、WBCでDH登録となった大谷が登板する可能性を改めて問われ「そうは思わない」と即答した。「彼にとって何が最善かをみんなが意識し、ゆっくり積み上げることが大事。日本代表に何らかの形(打者)で加わること自体が大きな勝利。彼も母国のためにそうしたいと思っている」と続けた。

 さらに指揮官は、大谷が2月下旬を予定している侍ジャパン合流の前に、米国でオープン戦やライブBP(実戦形式の打撃練習)に投げる予定がないことも明言した。「(投手として)体は仕上げていくが、オープン戦で投げる姿を見ることはない。(ライブBP登板も)ないと思う」などと説明した。

 一方、ここまでの「投手・大谷」は既に複数回のブルペン入りをこなすなどハイペース調整だ。仮に日本代表が3月17日(日本時間18日)のWBC決勝に進出した場合、9日後の同26日(同27日)のレギュラーシーズン開幕・ダイヤモンドバックス戦前のオープン戦登板は、投げられたとしても1度が濃厚。指揮官は「WBC後に段階を上げていく」としたが、2度目の右肘手術からマイナー登板なしでメジャー復帰登板した昨季と同様に、ぶっつけ本番でレギュラーシーズンに登板する可能性も十分にある。

 この日の大谷はメディカルチェック、キャッチボールを終えると、報道陣が撮影許可された時間帯で初めて室内ケージで打撃練習を行った。指揮官は、大谷がオープン戦、WBC期間中を含めて、開幕までに必要な打席数については「分からない」とし、「翔平は独特。本人が“いい”と感じればいい。彼の感覚を信頼している」と全幅の信頼を寄せた。

 ド軍は13日(日本時間14日)に全30球団で最も遅くバッテリー組キャンプインを迎え、大谷も練習後に取材に応じる予定。WBC連覇、そして98~00年のヤンキース以来、26年ぶりのワールドシリーズ3連覇へ。今季も大谷らしく、前例のない道を突き進んでいく。(柳原 直之)

  【近年のシーズン初登板までの調整過程】

 ☆23年 WBCで2試合に先発し、3月21日の決勝・米国戦では抑えでトラウトを空振り三振に仕留めた。中2日の同24日にダイヤモンドバックス傘下マイナー球団との練習試合に登板し、5回途中1失点。中5日で同30日のアスレチックス戦で2年連続の開幕投手を務め、6回2安打無失点、10奪三振で勝敗は付かなかった。

 ☆25年 24年秋のワールドシリーズで脱臼した左肩の手術明けで、3月の東京開幕シリーズで打者に集中するため投手調整を一時中断した。ブルペンでの投球練習や、3度のライブBP登板で段階を上げ、マイナー登板を経ずに6月16日のパドレス戦で663日ぶりに復帰登板し1回2安打1失点。直球は最速100・2マイル(約161・3キロ)だった。

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