広島・田村俊介「勝負の年」減量とツイスト打法習熟で2年ぶり開幕スタメン&定位置勝ち取る

[ 2026年1月26日 05:05 ]

大野練習場での合同自主トレで、フリー打撃に汗を流す田村
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 広島・田村俊介外野手(22)が25日、大野練習場で合同自主トレに参加し、2年ぶりの開幕スタメンと定位置奪取に改めて意欲を示した。再浮上するか埋没するか、「勝負の年」と位置づける5年目。昨秋から体重5キロの減量とツイスト打法の習熟に励み、自身の内面にある甘さや頑固さを排除して、し烈な外野のポジション争いを勝ち抜く決意だ。

 鹿児島で4年連続自主トレをともにした、オイシックス移籍の松山から「今年は本当に気合入れてやらなアカンぞ」と、はっぱをかけられて臨む5年目。田村は大野練習場で合同自主トレに参加後、今季に懸ける思いを明かした。

 「2月1日から一歩でも(先に)出ないといけない。同い年で同じポジションの選手が入って来たし、勝負の年だなと思う」

 いまだ記憶に鮮烈な24年春。20歳で侍ジャパンに抜てきされ、森下、栗林、坂倉、小園とともに欧州代表との強化試合に参戦した。3月29日の開幕DeNA戦(横浜)にも「7番・右翼」で先発出場。以降は、しかし、勢いが鈍ったままだ。

 「秋のキャンプで福地(1軍チーフ打撃コーチ)さんらとやったことを継続してきた。いろいろ変えたけど、今年はこれを集中してやろうと思う」

 インパクトの直前で腰を素早く逆方向に切り返す動きから、内角打ちを徹底指導された昨秋。打ち方をあれこれ変えて伸び悩んだ過去と決別し、鹿児島ではツイスト打法の習熟に努めてきた。その一方で、心身両面では変わることを望んだ。

 「(10月の)フェニックス・リーグから、筋肉量が落ちないように体重を5キロ減らした。内面も変えていかないといけないと思う。もっと自分に厳しく」

 目下の体重はベストの91キロ。減量で、切れが良くなったと実感するという。自身の内面にも目を向けた。「夏バテしたり、どこかで甘さがあった。後悔しないように一日一日を大事にしたい」。野球に取り組む姿勢そのものを見直す意向だ。

 同学年で同じポジションを守る平川がドラフト1位で入団。「合流初日は、どんな感じなのか気になった」は偽らざる本音だ。巻き返しを誓う秋山、野間に中村奨、末包らもいて、激しさを増す外野の定位置争い。田村は危機感をにじませ、言葉に力を込める。

 「同じ位置にずっと(くすぶって)いたら使われない。開幕スタメンで出たい」

 24年の春よろしく再浮上するか、それとも埋没してしまうのか。技は変えず、心身で変化する22歳には、真価が問われる1年だ。 (江尾 卓也)

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