広島・野間峻祥 V3戦士の輝き再び 打撃フォーム改造で復活期す「コツコツ、1ミリでも良くなって」

[ 2026年1月15日 05:15 ]

マツダスタジアムに隣接する屋内練習場で単独トレを行う野間
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 広島・野間峻祥外野手(32)が、マツダスタジアムを拠点に行う単独自主トレで、悪癖修正を誓った。インステップになりがちな打撃フォームの改造を図り、左手と股関節の使い方を特に意識しながら試行錯誤を重ねている。チームに残り少なくなった、16~18年のリーグV3戦士。開幕から出場14試合で7二塁打を放った24年の打撃もイメージしながら、新たな形を構築して巻き返しに転じる。

 野間は自らの課題と向き合い、一人で黙々とバットを振り込む。スタメン再奪取へ悪癖修正を図り、巻き返しに向けた準備を着々と進めている。

 「左手を使うのが下手くそなので、バランス良く使いたい。良い打者を見ていても左手の使い方がうまい。あと下半身もインステップしている。股関節の使い方もそうですし、(打ちにいく時)左半身から右半身に力が移り変わるところで、小さい動きにしたい」

 例年通りの単独自主トレ。打撃練習では、左手と下半身の使い方に重点を置く。狙いとして内野の頭上を越える打球で二塁打を量産したいという。昨年10月から技能向上をサポートする「上達屋」に通って動作解析を行う中で「長打が出ない時ほどインステップになっている」と判明。踏み込む右足がホームプレート寄りになることで「かかと体重」となり、打球に角度がつかないなどの弊害が出ていた。その悪癖改善へ踏み込む足がアウトステップとなるように意識。また、踏み込んだ際、地面からの反発を利用し、股関節を使いながらスイングすることを心がける。

 「根本的に球を捉える中で無駄な動きが多い。そこを省いて、強さも出るようにできればいいなと取り組んでいる。これで(二塁打が)増えるかどうか分からないですけど、より捉えられれば、本数は増えると思う」

 24年は開幕から出場14試合で7二塁打と量産した。この時期の打撃の感覚も参考にしながら修正に努めている。昨季は出場79試合で打率・247、0本塁打、15打点。先発出場は25試合にとどまった。代打では打率・255、得点圏打率・333と一定の成績を収めたとはいえ、目指すのは外野の定位置奪取だ。

 「コツコツやって、1ミリでも良くなって、今シーズンに入っていきたい」

 今月28日に33歳の誕生日を迎えるが、まだ老け込む年ではない。16~18年のリーグ3連覇を知る男は、2年連続Bクラスに終わったチームの巻き返しに貢献すべく、打棒復活を期して鍛錬を続ける。 (長谷川 凡記)

 ○…16~18年の広島セ・リーグ3連覇時から現在もチームに在籍する選手は14人で、野手は野間をはじめ6人。当時の主力選手では野間が18年に126試合出場で初めて規定打席に到達し、打率.286、5本塁打、46打点、17盗塁で貢献した。菊池は3年間通じて田中広輔、丸佳浩との「タナ・キク・マル」トリオで打線をけん引。17、18年と正捕手の会沢は2年連続のベストナインに輝いた。投手では大瀬良が18年に15勝、勝率.682で2冠。守護神の中崎は16、18年に30セーブ超え。17年もセットアッパーとして、16年から2年連続で防御率1点台をマークした。

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