ソフトバンク・杉山一樹 「3人で終わらせること」理想にサファテ以来の2年連続セーブ王へ

[ 2026年1月15日 06:00 ]

サムアップポーズを決める杉山  (撮影・成瀬 徹)
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 ソフトバンクの杉山一樹投手(28)が14日、福岡県筑後市のファーム施設で自主トレを行い、今季も守護神の座をつかみ、究極の投球を目指していくと誓った。昨季は6月から「9回の男」を任されて初のセーブ王に輝いた。セーブシチュエーションでの失敗なしと抜群の安定感を誇った。真価が問われる今季は「3人で終わらせること」を理想に掲げ、チームをパ・リーグ3連覇へ導く意気込みだ。

 今年も失敗しないので――。人気ドラマのセリフよろしく、杉山が今季も最終回のマウンドに仁王立ちする。

 「3人で終わりたい。それがチーム的にも絶対にいい。(理想は)三振3つか、3人で終わるかのどちらか」

 昨季は威力抜群の直球と伝家の宝刀・フォークを武器に相手打者を圧倒したが、さらにレベルアップした姿を見せる。1球で仕留めることも視野に、新変化球にも挑戦するという。ツーシームなど複数の選択肢から考案中で、キャンプから本格的に取り組んでいくことになりそうだ。

 昨季は6月から守護神を任され、セーブシチュエーションでは1度の失敗もなく31セーブで初のセーブ王に輝いた。チームのリーグ3連覇へ失敗ゼロを継続し、さらに3人斬りを“定番”にしていければ、相手に与える絶望感、味方への安心感は計り知れない。

 走者が出ればしっかり切り替える。投球時のメンタル面でも著しい成長を遂げた右腕にブレはない。「走者を出しても0点で帰って来る。勝てばいいので。最後はそこに甘えられるので、3人で終わりというところも目指していける」と頼もしかった。

 昨季はリーグ最多の65試合に登板した。タフさには自信があり、フル回転したダメージは一切ない。さらなる登板数の増加も「全然ウエルカムです」と涼しい顔だ。「投げるんだったら前半戦で50試合くらいは投げたい」と口にするなど、チームの勝利のためであればいくらでも腕を振る覚悟を持っている。

 首脳陣から抑えはオスナとの競争だと言い渡されている。再び守護神の座をつかみ取るところからのスタートとなるが、誰にも譲るつもりはない。前年よりさらに圧倒的な存在へとレベルアップすれば、球団では15~17年のサファテ以来となる2年連続セーブ王の道も見えてくる。

 相手の9回の攻撃を“消す”べく、杉山が守護神として究極の投球を追い求めていく。 (木下 大一)

 ≪育成2年目の岡田にアドバイス≫

 杉山は育成2年目右腕・岡田と合同で自主トレを行っている。首脳陣から依頼を受け「彼の時間を無駄にはできない」と1カ月ほど悩んだというが受け入れることを決断した。かつて自身も現メッツの千賀の自主トレに弟子入りしたことがある。「“合わなかったらいつでもやめていいよ”とは伝えています。教えられるものは教えたい」。“師匠”として熱心にアドバイスを送っている。

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