ヤクルト育成1位「公立の夢」小宮悠瞳(ゆめ)は平常心 「2月にプロを実感」とブレずに自主トレ中

[ 2026年1月14日 14:35 ]

<ヤクルト新人合同自主トレ>ウオーミングアップする小宮(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 まるで高校生が下校時間に最寄りのバス停まで歩くときのような雰囲気、そして会話だった。

 ヤクルトが埼玉県戸田市内の「戸田球場」で実施している新人合同自主トレ。唯一の育成ドラフト指名(1位)、小宮悠瞳(ゆめ)投手(18=神奈川・川崎総合科学)は、午前中の練習を終え移動バスに乗り込むまでの時間、記者の取材に対応してくれた。

 「自分の息子も神奈川の公立で野球やっててさ」「本当ですか?どこの高校ですか?」。歯切れよくリズム感のある口調。初見の記者にも気さくに対応するその笑顔に、記者には即座に「小宮像」ができあがった。

 「その高校と練習試合したことありますよ。僕、去年の夏の大会は3回戦で負けたんです」。野球エリートからはあまりにもかけ離れた会話。だが、にじみでる親近感は記者の心をあっという間につかんだ。

 最速143キロの左腕。1メートル80、70キロは細身だ。それでも将来性を評価され、プロの道をヤクルトに切り拓いてもらった。

 第2クールに入った新人合同自主トレ。同じグラウンドでこの日、9年目32歳の塩見泰隆外野手も練習していた。「塩見さんとかもいて、プロを実感する?」と聞くと、「凄いですよね。でもまだまだです。2月1日になったら、ユニホームを着てプロを実感するんじゃないですか」と平常心で心躍らすこともない。

 キャッチボールや基礎練習を終え、穏やかな日射しを浴びながら高校時代より伸びた髪をなびかせ、バスに乗り込んだ背番号「015」。

 スタート地点は、まだはるか先だ。とはいえ、夏3回戦止まりから「公立の夢」をかなえるため、「悠瞳」は歩んでいく。その道のりを公立野球部の息子を持つ一人の父親として応援していきたい。そう感じざるをえない18歳とのふれ合い、初取材だった。 (大木 穂高)

「ヤクルト」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年1月14日のニュース

広告なしで読む