広島・秋山翔吾「その気になってやりたい」 新井監督「結果を出した選手を使う」に呼応

[ 2026年1月12日 05:45 ]

必死にサンドスキー場の斜面駆け上がる広島・秋山(中央)
Photo By スポニチ

 広島・秋山翔吾外野手(37)が11日、静岡県下田市の吉佐美運動公園などで自主トレを公開した。右足首痛などの影響で出場64試合、NPB13年間で最少の38安打に終わった昨季から巻き返しを期す16年目。本紙正月インタビューで新井貴浩監督(48)が「結果を出した選手を使う」と明言したことに、「ありがたい。その気になってやりたい」と呼応し、復権に自信をにじませた。

 風速20メートル超の強風が吹き荒れた吉佐美運動公園。秋山は連続ティーなどの打撃メニューや、外野守備の足さばきに時間を費やした。試合出場の前提条件となる堅守を取り戻すための練習。スピードと守備力が自慢の日本ハム・五十幡と会話しながら汗を流した。

 「守備ができないと試合に出る契機を失いやすい。五十幡が一緒にやってくれるし、基礎的な練習は何回やってもいいので」

 技術練習を終えると約1・5キロの距離にある田牛(とうじ)サンドスキー場へ。海からの強風で自然にできあがった傾斜角度30度、距離45メートルの砂のゲレンデをダッシュで上り下りし、下半身強化に励みつつ下田市の観光PRにひと役買った。

 「砂浜で足腰が鍛えられる。技術はこれからで、体力がないと話にならないので。下田に来ると、こういう楽しみも入れながら」

 野球人生の分岐点と言えるかもしれない。NPB在籍13年間で自己ワーストの38安打に終わった昨季。開幕直後に右足首を負傷して離脱し、復帰後も慣れない両翼での拙守などで出場機会が激減。64試合にとどまった。不本意の極みだった。

 「ここからは、たぶん自分自身でどう決断していくかという感じになる。自分に選択肢がないとなれば辞める方向になると思う。いろんな選択ができるように頑張るしかない。結果を残すしかない」

 チームは世代交代が進む変革期。新井監督は、今季の起用に新基軸を打ち出した。本紙の正月インタビューで「結果を出した選手を使う」と明言。同じ結果なら若手が優先されるとしても、数字で上回ったベテランには出場機会が増える。

 「その方針はありがたい。試合に出られる準備を整え、その気になってやりたい」

 外野の定位置争いはし烈でも、復権へ、にじみ出る自信。それを数字で示せば勝利に貢献するだけでなく、残り168本となった日米通算2000安打達成にもグッと近づく。

 「取り組んできたことが26年にどうつながるか、自分に期待したい気持ちはある。後悔がないように、前向きにやっていきたい」

 ヒットメーカーの異名そのままに、健在ぶりを誇示したい。 (江尾 卓也)

 ▽伊豆下田自主トレ参加者 秋山翔吾(広島)、五十幡亮汰(日本ハム)、板山祐太郎(中日)、清水優花、村田凪佐(西武ライオンズレディース)、星川あかり、谷本晴望(阪神タイガースWoman)、数田彩乃(茨城ゴールデンゴールズ)

この記事のフォト

「広島」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年1月12日のニュース