日本ハム移籍の島本浩也が惜別手記 心残りは最後のシート打撃での“炎上”「あのままでは終われない」

[ 2025年12月25日 05:15 ]

11月23日、阪神ファン感謝祭2025であいさつする島本浩也
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 阪神から日本ハムにトレード移籍した島本浩也投手(32)が24日、スポニチ本紙に惜別手記を寄せた。今季までの15年間、声援を送ってくれた虎党に感謝するとともに、今秋のシート打撃登板で“炎上”したのが最後となってしまった甲子園での凱旋登板を目標に設定。阪神の2010年ドラフト組で唯一の現役は、仲間たちの思いを背負って新天地で戦うことも宣言した。

 ファンの皆さま、15年間応援本当にありがとうございました。うまく言葉にできないですが本当に育ててもらった感覚でいます。

 トレードが決まった後も“最後なんで”とSGLに来てくれる人もたくさんいてありがたいです。甲子園で浴びた歓声は宝物。投球後ベンチへ帰る時に声援をもらう時は心から抑えて良かったなと思えます。何物にも代え難いものです。

 ここ何年かは火消し役も任せてもらいました。マウンドに上がった時はもう球場がホットな状態(笑い)。その分プレッシャーもあるんですが、抑えた時の歓声はものすごい。先輩選手の引退試合を何度かスタンドから見ましたが、こんなすごい歓声の中で自分はプレーしてるんだと思ったこともありました。23年のリーグ優勝の日、8回に丸さんを三振に取った時の歓声は忘れられないです。間違いなくナンバーワン。声援が下から…地面から来るような。まさに地鳴りでしたから。

 15年前のドラフトでタイガースに指名してもらったんですが、あの体を見てファンの方は絶対僕が最初にクビになると思っていましたよね(笑い)。客観的に見ても1人中学生おるやん、みたいな。自分も慎太(ドラフト2位の一二三)とか中谷(ドラフト3位)の体を見てこれはやばいなと…。でも、小学校、中学校の時もずっと一緒なんです。まず周りを見て“デカ”ってなって。でも、最後は勝ってきたんです。だからプロでも自分を信じてやってきました。監督、コーチ、いろんな人に出会って成長できました。プロで一気に伸びたと感じます。

 同期入団のメンバーとは今も連絡取りますし、慎太も中谷も会ったら“頑張ってや”といつも声をかけてくれる。(ドラフト1位の)榎田さんも連絡くれて力をもらえています。時にはライバルでもありましたけど、みんな仲間です。同期入団の中では僕がたまたま最後まで残ってますけど、ここまで来たら一年でも長くやりたい気持ちは強いですね。

 甲子園には絶対に帰ってきます。実は心残りがあるんです。甲子園で最後に投げたのはCS前のシート打撃で、ボコボコいかれてるんですよ…。6人と対戦して5安打。あのままでは終われないでしょう。来年の交流戦で絶対に帰ってきます。

 振り返れば、育成から2回支配下になってますけど、僕は落ちたところから強いと思ってます。根性だけは負けない自信があります。北海道でもスタイルは変えずに腕を振っていきます。タイガースファンの方々にまた投球を見てもらえるように、新天地で頑張ってきます。本当に15年間、ありがとうございました。
 (北海道日本ハムファイターズ投手)

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