ムネサンタ シカゴ市民に“ギフト”2万ドル寄付 Wソックス入団会見で「白い靴下」つかみOK

[ 2025年12月24日 01:30 ]

持参した白い靴下を掲げる村上(ロイター)

 “ムネサンタ”がシカゴにやってきた。ヤクルトからポスティングシステムでホワイトソックスに移籍が決まった村上宗隆内野手(25)が22日(日本時間23日)、本拠地レート・フィールドで入団会見を行った。持参した「白い靴下」を掲げて英語で自己紹介し、早くもシカゴ市民へ計2万ドル(約312万円)の慈善活動を発表するなど、クリスマスシーズンの町に希望の灯をともした。

 夢の舞台に立てる喜びにあふれていた。約50人の報道陣が集まり、テレビカメラ11台が並ぶ中、村上は「ファンの皆さま、あなたたちは私の心の中にいます」と英語であいさつし、「ホワイトソックス」と言いながら、“白い靴下”を取り出し笑いを誘った。その場で契約書にサインし、スーツの上着を脱ぐ。背番号5が入ったユニホームをまとい、チームの帽子をかぶると白い歯がこぼれた。

 「スタートラインに立てた気持ち。物凄く興奮している。球団に最大限貢献したい」

 22年に史上最年少の22歳で3冠王に輝くなど、日本球界で通算246本塁打をマークした若きスラッガー。長期大型契約が予想される中、ホ軍と2年総額3400万ドル(約53億400万円)で契約を結んだ。チームは2年連続でア・リーグ中地区の最下位に沈むが、今季21本塁打の23歳遊撃手モンゴメリーら期待の若手も多く「僕に凄く合ってるなと思った。これからのチームの一員になることは凄く好き。それが決め手」と力強く語った。ヤクルトでも2年連続最下位の後に、2年連続リーグ優勝に導いた。

 新たなホームとなるシカゴのため、早くも立ち上がった。食料不安に直面している人々の支援へ、100ドル(約1万5600円)分の食料品ギフト券を市内の100世帯に寄付することが発表された。家族が集うクリスマスシーズンに合わせ「シカゴ市民に何か特別なことをしたい」と申し出たという。球団がサポートする食料支援の団体を通じて行われ、村上はギフト券とは別にこの団体に1万ドル(約156万円)を寄付するという。

 再出発の背番号について「新しい道を歩むということで1つ減らして」と語り、日本で慣れ親しんだ「55」ではなく「5」を選んだ。「(チームが)負けてきたという情報は知ってるけど、過去のこと。これからどう勝つか、僕たちで話し合い、前を向いて、勝ちに向かって、ストーリーをつくり上げていければ」。会見後には本拠地のグラウンドに立ち「寒い!」と少年のように無邪気に笑った。クリスマス直前にシカゴの町に降り立った「ムネサンタ」。豪快な一発でチームに勝利を届ける存在となることを力強く誓った。(杉浦大介通信員)

 ≪MVP、新人王で年俸アップ≫村上の2年総額3400万ドル(約53億400万円)の契約内容詳細を複数の米メディアが報じた。契約金が100万ドル(約1億5600万円)で、26年の年俸が1600万ドル(約24億9600万円)、27年の年俸が1700万ドル(約26億5200万円)。26年の成績に応じて27年の年俸に出来高が加わり、MVP獲得で100万ドル、同投票で2、3位で50万ドル(約7800万円)、4~10位で25万ドル(約3900万円)、新人王獲得で25万ドルが加算される。マイナー降格拒否権がつき、専属通訳の雇用と日米往復航空券代も保証される。

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