大谷50-50記念球、史上最高額の舞台裏 所有権争いの中「今が最も価値が高い時期」の合理的判断

[ 2025年12月24日 09:58 ]

24年9月19日マーリンズ戦で50号本塁打を放った大谷(AP)
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 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」は23日(日本時間24日)、ドジャース大谷翔平投手(31)が2024年に「50本塁打・50盗塁」を達成した際の50号本塁打球が、史上最高額となる手数料込みで439万2000ドル(約6億6758万4000円)で落札された舞台裏を報じている。

 当初、このボールはスタンドで手に入れて球場を後にしたクリスチャン・ザチェックの依頼により、順調にオークションへ出品される予定だった。しかし、ボール争奪戦に関わったと主張する別の2人も所有権を訴えたことで事態は急変。出品元のゴールディン・オークションズには差し止め通告が相次ぎ、オークション中止の可能性も浮上した。

 そこで同社代表のケン・ゴールディンは、3人全員と協議し「今が最も価値が高い時期だ」と即時売却の合理性を説いた。例に挙げたのが、2001年にバリー・ボンズが放った73号本塁打球だ。所有権を巡る裁判が長期化し、2003年に売却された際の落札額は45万ドルにとどまった。1998年にマーク・マグワイアの70号球が300万5000ドルで売れたのとは対照的だった。

 裁判で時間を費やせば価値は下がる、その説明に3者は納得し「最大限の利益を得る」ことで一致。オークションは続行され、台湾の投資会社が落札した。ゴールディンは79万2000ドルの手数料を確保したが、残る約360万ドルの売却益は依然として係争中だ。

 皮肉にも、この所有権争い自体が注目を集め、結果的に価格を押し上げたとゴールディンは語っている。

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