阪神が新兵器でリーグ連覇へ 天敵の球筋を“完コピ”する投球マシン「トラジェクトアーク」を採用

[ 2025年12月5日 05:15 ]

打撃練習用の最新鋭マシン「トラジェクトアーク」
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 阪神が球団初のセ・リーグ連覇に向け、1、2軍の本拠地に“新兵器”を導入する。甲子園と今春開業したSGL尼崎に、来季から投球マシン「トラジェクトアーク」を採用することを決定。さらに、今季はSGL尼崎のみの設置だったキナトラックス社製の動作解析機器「マーカーレス・モーションキャプチャー」を来春、甲子園にも新設する。

 「トラジェクトアーク」とは詳細なデータ入力により、個々の投手の特徴を忠実に再現する。等身大の映像に合わせて球速や回転数、変化量などを“完コピ”。NPBではソフトバンク、楽天、巨人が導入済みで、さらなる打力強化へ、猛虎も追随した格好だ。

 「チームが勝つために必要なモノに対して、投資は惜しまない」

 粟井一夫球団社長は導入の意図を端的に語った。3年で1億円というリース料を支払うのも、全てはチーム力強化のため。藤川監督とも相談した上での決断だ。竹内孝行球団副本部長も「マシンのことは監督とも話をして“考えます”と伝えていた。優勝することもできたので、大きいのをいこうか、と」と舞台裏を明かした。

 「マーカーレス・モーションキャプチャー」とは、数台のカメラで試合中のプレーから投球、打撃フォームを解析する画期的なシステム。ドジャース・大谷もスイングチェックに利用している。1、2軍の多種多様な選手のフォームをデータ化することで、それぞれの差異も鮮明になり、技術やパフォーマンスの向上に役立つ。竹内副本部長は「ファームに出ていた選手が1軍に来た時にどう変わっているか、とか、何が変わって良くなったかなど、1軍選手の良い時と悪い時の比較もより精緻にできる」と効果に期待を寄せた。

 最新機器の相次ぐ新装備に伴い、球団アナリストの人員も増やす予定だ。くしくもマシンや開発元のネーミングに「トラ」が入ったW新兵器を駆使し、悲願を視界に捉える。

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