斎藤雅樹氏 伝説の「10・8」決戦は大ピンチで2番手登板「とりあえず聞こえないフリしました」

[ 2025年11月30日 20:07 ]

1994年の「10・8」は巨人に軍配が上がり、長嶋監督が宙に舞った
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 巨人で180勝を挙げた斎藤雅樹氏(60)が、江川卓氏(70)のYouTube「江川卓のたかされ」に出演。2番手登板で勝利投手となった1994年の中日との「10・8」決戦を振り返った。

 10月8日の最終130試合目で、中日とプロ野球史上初の同率首位決戦が行われた。

 関東地区での視聴率はプロ野球中継史上最高の48.8%を記録。国民的注目を集める中で、勝った方が優勝というド緊張の一戦が行われた。

 巨人は槙原―斎藤―桑田の三本柱投入を決めていた。

 巨人は2回に2点を先制したが、直後に先発の槙原寛己氏が無死満塁から中日・中村武志氏に2点タイムリーを浴びた。

 同点でなお無死一、二塁の大ピンチ。ここで長嶋茂雄監督はベンチから「ピッチャー・斎藤」をコールした。

 ナゴヤ球場はその声がブルペンまで聞こえる構造。斎藤氏の耳にも届いたが、「あれ、俺を呼んでる?と思うんだけど、とりあえず1回聞こえないフリをしました」と明かした。

 そのときの心境は「ここは無理やん…」だった。

 堀内恒夫投手コーチに何度も「行けるか!?」と聞かれ、断るわけにも行かないのでマウンドへ。

 迎えたのは投手の今中慎二氏で、送りバントをしてきたのを三塁封殺に仕留めた。

 守備には定評があった斎藤氏だったが、緊張から「ちょっと送球を引っかけてしまった」と明かした。

 それを聞いた江川氏は「マキ(槙原氏)だったら暴投(悪送球)してるよ」と笑った。

 結局、斎藤氏は6回まで投げて1失点で勝利投手になる。シーズン14勝目を挙げてチームを優勝に導いた。
 

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