王貞治会長「長嶋茂雄さんは永久です」と語りかける「私しか知らない部分というのは、一番の誇り」

[ 2025年11月22日 05:29 ]

ミスタージャイアンツ 長嶋茂雄 お別れの会 ( 2025年11月21日    東京D )

ミスタージャイアンツ長嶋茂雄さんお別れの会 お別れの言葉を述べる王貞治氏
Photo By 代表撮影

 ほほ笑む長嶋さんに温かな表情を向けながら語り出した。「長嶋さん、お元気ですか」。巨人V9時代のチームメートだった王貞治氏(85=ソフトバンク球団会長)は最後の別れを惜しむように、一時代を築いた盟友に言葉をかけ続けた。

 長嶋さんの5学年下で、巨人には1年遅れの59年に入団。中心打者としてともにけん引し、V9の黄金期を支えた。長嶋さんの引退試合も含め、ONアベック弾はプロ野球史上最多の106度。「私しか知らない部分というのは、私にとってはもう、一番の誇りになってます」。共有した喜びも悔しさも全てが宝物だった。

 来季から新設される「長嶋茂雄賞」を一番喜んだのも王氏だ。「打者の出身者としてはこんなにうれしいことはない」。長嶋さんが発展させてきた野球界を次世代につなぐ責任は誰よりも感じ、「本当に特別な存在の人というのはなかなか生まれないだろうと思いますが、長嶋さんの思いを継いで、我々は野球界をより幅広く、高くして、ファンの人にそれを見せる」と球界全体に熱く呼びかけた。

 最後までメモなどを一切見ず、長嶋さんが残した名言とともに締めた。「この笑顔の写真を見て、長嶋茂雄さんは永久ですと。どうぞいつまでも私たちの心の中に生き続けてください」。真っすぐに思いを伝え続けた6分10秒だった。(村井 樹)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年11月22日のニュース