「ピッチクロック」「ピッチコム」の影響は?長い試合時間、2戦合計35の四死球…高橋、大勢ら語る

[ 2025年11月16日 23:53 ]

ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025第2戦   日本7―7韓国 ( 2025年11月16日    東京D )

<韓国・日本>9回、ピッチコムを落とす大勢(撮影・尾崎 有希)
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 野球日本代表「侍ジャパン」の年内ラストゲームとなる強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」韓国戦が15、16日に行われ、第1戦は日本が11―4で制し、第2戦は日本が1点リードの9回2死から大勢(26=巨人)が同点ソロを被弾し7―7のドローに終わった。

 今回の強化試合で注目されたのは「ピッチクロック」と「ピッチコム」の導入。試合時間短縮を目的に投球間に制限時間を設けるルールだが、第1戦は3時間14分、第2戦は3時間34分と時間を要した。

 第1戦は日本が出した四球が「3」、韓国の四死球は「11」と両軍合わせ「14」、第2戦は日本が「9」、韓国が「12」と両軍で「21」もの四死球が出たことが少なからず試合時間に影響した。特に第2戦は日本が6安打、韓国が9安打と、決して“乱打戦”ではなかったにも関わらず第1戦の試合時間を大幅に上回った。

 本番前の選手テストを兼ねた強化試合だったことで、多くの投手を起用する方針もあり、さらにストライクゾーンの適応など一概に四死球数だけが長い試合時間の要因とは言えないが、今回の結果を本番に向けて分析する必要がある。

 7回から2イニングを投げた高橋宏斗は2つの四球と1つの死球を出すなど本来の投球をすることができず被弾含む2失点だった。高橋は試合後、「やっぱりこの雰囲気の中でやると、バッターの間になっちゃうことが何度かあったので、そういう球が続くと、やっぱフォアボールだったりデッドボールってなるかなって感じなんで。凄くいい経験ができました」と自身の投球に対する影響を口に。また、9回にピッチコムを落とす場面もあった大勢は、使いづらさなどを問われ「今日はそういうのはあまり感じませんでした。ピッチコムも早めにサインを出してもらったので、スムーズに投げることが…まあ結果抑えられていないんであれですけど、そういうのは影響なく投げれました」と影響を否定していた。

 井端監督は、試合後の会見で「ある程度合宿、強化試合のメンバーは一通りああいうお客さんが入っている舞台でやれたのは良かったと思いますし、そればっかりじゃなくて相手のバッターにいかに集中できるかだと思うので、そこはこれからしっかりやっていきたいと思います」とコメントした。

 ピッチクロックは、試合時間短縮を目的に投球間に制限時間を設けるルール。MLBで23年から採用されたが、日本プロ野球では導入されていない。投手は捕手から球を受けてから走者なしの場合は15秒。走者ありの場合は18秒以内に投球動作を始めないと1ボールが宣告される。打者交代の時間は30秒に制限され、残り時間が8秒になるまでに打つ準備を整えなければ1ストライクが宣告される。MLBではサイン交換用電子機器「ピッチコム」は22年から導入されている。

 ▼金丸 (4万人の中でピッチコムを使った手応えは)少し間違えた場面もあったんですけど、そこもプレートを外してしっかり自分の間合いで投げることも今日はできたので、そこも経験できて良かったと思います。

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