【神宮大会】花巻東が4強 古城Jr.大翔 木製バットで高校通算25号!憧れ「翔平さん」MVP刺激

[ 2025年11月16日 05:10 ]

明治神宮野球大会第2日・高校の部準々決勝   花巻東3―1崇徳 ( 2025年11月15日    神宮 )

<花巻東・崇徳>6回、先制ソロを放つ花巻東・古城(撮影・五島 佑一郎)
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 高校と大学の部が計4試合行われた。花巻東(岩手)は崇徳(広島)を3―1で下し、準決勝進出を決めた。元巨人の古城茂幸氏(49)の次男で来秋ドラフト候補に挙がる大翔内野手(2年)は「4番・三塁」で出場して6回に先制ソロを放つなど、2安打1打点の活躍で貢献した。

 上体を目いっぱいそらし、バットが背中につきそうなほどのフルスイングだった。0―0の6回2死。古城は高めの直球に反応した。「自分の中でもかなりいいスイングができた。手応えは凄い良かった」。確信の一撃は最も深い左中間まで伸びた。1年時から主力として高校通算25発目。今夏まで3季連続で甲子園に出場し、全国大会では6試合24打席目で待望の初本塁打が生まれた。

 「全国の舞台で長打が出ることがなかった。一本出たのは気持ちの面でも打撃の面でも成長したと感じる」

 相棒は黄色の木製バット。「金属バットだと軽く当てただけでも飛んでしまう。メリットだと思うが、自分は(バットを)強く振るスタイル。木製バットだと当てただけじゃ飛ばない。体全体を使って打てば必ず飛ぶことに気づくので使っている」。今だけでなく未来を見据えた成長のための試みだ。

 前日にはOBのドジャース・大谷が大リーグで3年連続4度目のMVPを受賞。「翔平さんと同じユニホームを着てプレーできることを凄く誇りに思う」と最大級の敬意を寄せた。左右の違いはあってもボールを遠くに飛ばせる特長は同じ。「自分もそこまで近づけたら。日に日にそう思う気持ちが強くなっています」と大先輩の背中を追いかける。

 新チームから主将に就任。先制弾を含む2安打で4番の役割を果たして4年ぶりの初戦突破を呼んだ。初出場した前回21年は4強。「各地方のチャンピオンが集まっているので学ぶことがある」としつつ「勝つことが最優先」と秋の王者を視界に捉えた。(小林 伊織)

 ◇古城 大翔(ふるき・だいと)2008年(平20)6月4日生まれ、神奈川県出身の17歳。勝田小1年で野球を始め、早渕中時代は都筑中央ボーイズに所属し3年時は全国大会出場。花巻東では1年春からベンチ入り。50メートル走6秒4、遠投115メートル。好きな言葉は「大丈夫は魔法の言葉」。1メートル82、90キロ。右投げ右打ち。

 ≪元巨人父・茂幸氏がエール「びっくりしました。凄い」≫今季まで巨人の内野守備走塁コーチを務めた古城茂幸氏は一塁側応援席から声援を送り、6回の豪快な先制アーチに「びっくりしました。凄いなと」とうなった。現役時代は巧みなバットコントロールで通算264安打。フルスイングを持ち味とする次男・大翔に「小さい頃からバットを振るのが好きだった。それをずっと続けて、どんどん成長してくれたら」と期待を膨らませた。

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